2006年2月アーカイブ

M-Audio BlackBox先日のエントリーで書いたように、ストレスでぶっ倒れてしまい、今週いっぱい休業することになりました。休養が決まって数日、なんだか寝てばかりで無駄な日々を過ごしてしまったわけで、もうちょっと有意義に過ごさないといけないなあと考え始めました。そこで、自分が一番好きで、かつ普段はあまりしないことをしようと考え、思い出したのがM-Audio製『BlackBox』。以前使っていたTASCAM製のUSBオーディオインターフェース『US-122』が、ドライバの不具合でうまいこと動かず、その代わりに以前買ったモノを押し入れから引っ張り出してきました。簡単に言ってしまえば、USBオーディオインターフェースにドラムマシンとマルチエフェクター、アンプシミュレーターの機能をくっつけたモノです。

M-Audio BlackBox発表時に衝動的に買ってしまったわけで、実は本格的にいじるのは初めてだったりする(汗)ので、簡単に紹介だけ。ギターのマルチエフェクターというと、そんなに大きくないイメージかもしれませんが、この製品、かなり大きくズッシリしています。僕の狭い机の上では、これをおいただけでかなりいっぱいいっぱいになってしまいます。キーボードを無線化しておいてよかったと今更ながらにありがたみを感じています。ボタンが多いので最初はかなり面食らいますが、左にはエフェクターのプリセットやドラムマシーン機能の呼び出しのボタン類、真ん中にはそれぞれのパラメーターをいじるためのつまみ、右にはインプット・アウトプットのボリューム調節やプレイバックのバランスなどを調整するつまみと、機能ごとにブロックが分かれていて、比較的わかりやすいインターフェースになっています。

 エフェクターのファクトリープリセットは99種類用意されていて、その一部がBlackBoxのページで視聴できます。わらったのが、「Hendrix」や「Who」、「Queen」や「Beatles」のようなリアルなアーティストが好んで使っていた音がプリセットとして用意されていること。「Queen」はよくわからなかったけど(笑)、「Who」のプリセットは結構よくできていました。ユーザーが自由に編集して保存できるプリセットも99個までと、かなり使いごたえがありそう。この製品をデザインしたRoger Linnという人は、Soul Sonic Labさんによると最初のドラムマシンを作った人とのことで、ギタリストなんだそうです。なので、マルチエフェクターとドラムマシンをくっつけることで、ギタリストにとってはけっこう遊べるモノができると考えていたのかもしれませんね。実際、GarageBandを使わなくとも、99種類用意されたドラムパターンに併せてエフェクトをかけたギターを適当に弾くことでかなり遊べました。

 ギターをさわるのも久しぶりだったので、ちょっとほこりをかぶっていた。掃除機をかけたり、ぞうきんでケースを拭いたりとやっていたらあっという間に時間が過ぎてしまったので、とりあえず今日は、このBlackBoxを使えるようにMacにドライバをつっこみ、サウンドの設定をして、GarageBandで使えるかどうかをチェックしてみました。GarageBandにもアンプシミュレーターがついているわけなんだけど、CPUのパワーをかなり使うので、BlackBoxでアンプシミュレーターを使い、GarageBandにノーマルで出してもそれなりに使えることを確認。あとはGarageBandにJamPack 1~3をインストールしました。それぞれ3GB、3GB、5.2GBというHDDを食うので、インストールにもかなりの時間がかかったっす。

 明日からいろいろと曲作りをしてみようと思っています。

GarageBand JamPack 1~3を購入

機動戦士Zガンダム? 恋人たち私事ですが、このたび仕事中に体調を崩し、医者から来週末までの強制休養を言い渡されました。人間、突然休めといわれても何をしていいかわからず、ただ毎日無駄にぼーっとしながら過ごしております。何かしようと思っても何もする気になれないので、とりあえず近所のツタヤに行って2月24日に発売されたばかりの『機動戦士ZガンダムII -恋人たち-』を買いに行ってきました。

 前回の『機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-』に続く第二部で、今作では地球上での戦いからアクシズの登場までが描かれています。戦いを中心に描くというよりも、「人と人との出会いとストーリー」とを中心に、「通常の映画のようなストーリー展開」をしたとのこと。そういう意味もあってか、今作はかなり新カットが多いし、セリフもほとんどが新しく構成されたものになっています。

 びっくりするのはその展開の早さ(まあ、単純に90分に詰め込まなければいけなかったせいなのかもしれないけど)。フォウが登場したかと思えば、ニューホンコンへの爆撃シーンがカットされすぐにカミーユと絡み合う展開になっているし、サイコガンダムとの戦闘シーンもかなり少ない。アムローララァのコミュニケーションがしっかりと描かれていたファーストガンダムの映画版と比べると、この辺の描写はかなり薄く、「ニュータイプ同士の感じ合い」がいささか性急な感じがする。このあたりもやはり「人と人とのサイドストーリー」を重視した結果だといわれればそうなんだろうけども、ガンダムシリーズの共通のテーマがはしょられているような感じがしてちょっとなじめなかったかな。カミーユ・フォウだけではなく、アムロ・ベルトーチカ、クアトロ・レコア、カミーユ&カツ・サラ、カミーユ・ファ、というカップルの描写はところどころにしっかりと描かれていて、べったべたのラブストーリーのよう。う〜ん。

 前作がDVD化されてから二部発売までの間に、TV版のZを一度見直していたんだけど、今回の作品ではかなりの声優が入れ替わっています。特にびっくりしたのはフォウの声の変更。ググっもらえばわかると思うのだけれど、どうもきな臭いことがあった模様です(笑)。そのほか、サラやロザミア、ファ、マウアーなども声優が変わっていて、最初にみたときはちょっと違和感がありました。とくにサラは声のトーンが変わりすぎていて、どうなのよ、という感じ。

 とまあ、こんなネガティブなことばかり書いているとあれなんだけども、別の作品としては十分に楽しめる内容でした。描かれるべき戦闘シーンはしっかりと描かれているしね。特に新作カットを使った戦闘シーン(たとえば地球上でのブラン・ブルタークの駆るアッシマー対アムロ・りっくでぃ明日の戦いとか)はさすがに迫力があって楽しめました。Zのストーリーの中では、カミーユが宇宙に上がり、ジェリド&マウアーのガブスレイと戦うシーンはTV版からのフェイバリット・シーンなのだけれど、あの戦いもかなり力を入れて作られていたし。全体的に新作カットの分量も前作と比べると大幅に増えているので、旧作カットとの絵の差もそんなに感じなくなったし。

 Zを映画化するに当たって、バ○ダイがガンプラを売りたいために作られた販促映画だとか、「人」に焦点を当ててストーリーを再構成し直したのはそれを隠すためのイデオロギーだとか、いろいろといわれているようですが、個人的にはそれなりに楽しんでいます。

<作品情報>
・ DVD
・ リージョン 2 (日本国内向け)
・ NTSC
・ ドルビー
・ カラー
・ ワイドスクリーン
発売元:バンダイビジュアル
価格:5,040円 (税込)(amazon.co.jpにて)

しまぞう
おひさしぶりです、しまぞうです。うちに来たときから比べると、かなり大きくなったかな?

iWork 06の変更点

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iWork 06iWork '06
Mac World Expoから1ヶ月弱が経過し、ようやく発表された製品群が日本でも並ぶようになってきました。iLife '06はAppleのリテールストアで先行して発売されていた英語パッケージ版(中身はマルチリンガルなので日本語対応、マニュアルとかのみ英語でした)を手に入れて早速使っていたものの、Webで注文していたiWorkがようやく届きました。

iWorkは昨年のMac World Expoで発表された、Appleworks後継のオフィスソフト・スウィートで、ワードプロセッサ兼簡易DTPソフトとしても使える『Pages』と、プレゼンテーションソフト『Keynote』がバンドルされている製品。昨年のエントリでも書いたように、Microsoft Officeのソフトウェア群はイマイチパフォーマンスが悪いので、その代替になるかと、仕事で併用してきました。その中で気になっていたのは、動作が重たい点(Pages)と、illustratorで作るまでもない簡単な図を作成する機能が薄かった点(Keynote)でした。今回のアップグレードではその点に着目してチェックしてみました。

Pages 2.0のツールバーまず、Pages。iWorkの日本語版ページがなかなか用意されない(笑)ので、英語のページをチェックしてみると、今回の新しいポイントとして挙げられているのは、以下の点。
●新しいテンプレート
●3Dチャート
●ベジェ曲線を使った図の作成機能とマスク
●計算機能を持ったテーブル
●アドレスブックとの連携
●コメント機能
といったあたり。特に今回気になったのは、ベジェ曲線が使えるようになった点。ベジェはツールバーのオブジェクト -> 図形 から呼び出せることができます。この機能を使えば、illustratorに頼ることなく、複雑な図形を作ることができるので、期待していた点をうまくカバーしてくれているかな、と思います。ただし、ベジェで書いた線同士を結合したりする機能は持っていないようなので、パーツだけ作ってあとで結合させて新しい図形を作る、などといったことはできない感じ。なんとまあ中途半端な。
 問題のパフォーマンスですが、書類にあまりデータがない段階ではiBook G4 800MHzでも十分なほどの速度で動いてくれます。日本語入力の遅延もそれほどひどくないので、パフォーマンス的には多少改善されているかも。が、ページ数が多くなると途端に動作が重くなるという報告もあるようなので、このあたりはもっと使い込んでいかないとわからないかな、と思っています。
 ただ、図やグラフィックの配置などは、ワードの融通のきかなさとは異なり、かなり自由に配置できるし、文章の回り込みなどの複雑なレイアウトもWordよりも簡単に組むことが出きます。その点では、以前よりも使用頻度が増えそうだ。

 続いて『Keynote』。こちらは前バージョンでもかなりこなれていた感じがあったので、どの点を強化してくるかな、と思っていたら、どうもソフトとしての方向性がだんだんと変わってきている感じ。これまではテンプレートを使って美しいプレゼンテーションを作る、というところに主眼があったのだけれど、書き出しのフォーマットがQuickTmeムービーやFlashを選ぶことができることなどを利点を生かしながら、ストーリーボードやスライドショーなどの下地を作る作業がポイントになってきているような気がする。
 いわゆるプレゼンテーションの新機能としては、Keynote内で3Dのグラフを作ることができるようになったなどが挙げられていますが、主な機能強化としては、iLifeの製品群と連携して、音楽や写真などを存分に取り入れた簡単なマルチメディアコンテンツを作ることができることをウリにし始めていると思います。

 実際に年末にやった、とある場所への来館経路を数パターン紹介する映像を作る仕事では、僕が実際にそのコースを歩き、キスデジで写真を撮りまくり、その写真とテキストとを来館ストーリームービーを作ってみた。これに実際に歩いている映像や音、ナレーションを入れることで最終的な映像は完成したわけだから、単なるプレゼンテーションソフトからの域を脱したと思いたいな。インターフェースがすっきりしている点はApple純正ソフトのいい点だと思うし。

 あとは全体に覆っている「まだベータ版だよ〜」という雰囲気をどう解消していくか(笑)。それにかかっているかもしれない。正直、Macユーザー間であれば、Pagesとkeynoteだけで書類を作ってやりとりすることだけで十分足りるとは思うのだけれど、そこにWinベースのWordやPowerpointが入ってくると話は複雑になる。

デファクトスタンダードを打ち壊すというのは、難しい作業なんだなあとつくづく思うわけで。

サーバが...

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昨日、blogを更新しようとしたら、なんとこのページにつながらなくなっていた。ドメインでしていしても、DNSエラーが戻ってくるので、おかしいなあと思ってメールをチェックしたら、なんと管理用のアカウントにNameserverを更新してくれ、というメッセージが届いていた。

 日本の感覚だと、nameserverの変更なんてサーバ会社とドメイン管理会社が勝手にやってくれるものだが、その辺はさすがにディスクスペース2GBで、PHPもMySQLもなにもかも使えるのに12$という激安海外サーバ、「自分でやれ」とのことなのでした(笑)。そのメールが来ていたのがだいたい2週間前だったので、ちょうどDNSが更新される時期になってみられなくなっていた、という感じだったらしい。

契約したときの資料を見ながらドメイン管理のページにアクセスし、ネームサーバの情報を書き換え。ようやく今日になってWhoisにも新しい情報が書き込まれ、みられるようになりました。

みなさん、ご心配おかけしました(笑)。