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EPG無事ゲット!

 先日手に入れた三菱電機製HDD&DVDレコーダー『DVR-HE500』ですが、なんと、今日になってようやくEPGが取れた!一度設定を初期化して、自動チャンネルで設定した後、チャンネル設定をし直した。というのも、通常42チャンネルでTVK(テレビ神奈川)、38チャンネルで埼玉テレビが入るはずなのだけれど、うちのテレビはそれぞれのチャンネルを9チャンネルと11チャンネルにしないといけない。

 GV-1394TV/Mにアンテナ線を通す関係で、分配機とアンテナ線を全部変えたのだけれど、そのおかげかな〜なんて思ったりもしている。が、とにかくEPGが使えるようになったことで、一応フルに使いこなせると一安心です。

初DVD焼き

 今週はFA CUP 05/06の決勝戦、リバプール対ウェストハム・ユナイテッドの試合があるせいか、フジテレビ721で「FA CUPダイジェスト」が放送されます。とりあえず昨日放送された4回戦のダイジェストを予約録画しておきました。1時間50分の番組だったので、2時間番組を録画する目安となる「SPモード」で録画しておきました。録画した番組を観てみると、最初の数秒、いらない映像が紛れていたので、初編集もかねてDVDに焼いてみた。    まず編集は、「プレイリスト」というのを作ることから。プレイリストを作り、HDDの中にある番組を登録する。その作業の中で、「録画している番組の一部を登録する」を選ぶと、IN-OUTの指定ができるようになる。このプレイリストをDVDに焼くことで、編集したものがDVDに焼かれる仕組みになっているみたい。

 使ったのは悪名高きPrinco製DVD-R for VIDEO。が、これがなかなかの品質。Princoメディアに焼いたものは映像が途中で止まる、ブロックノイズが入るなどの不具合がでることが多かったんだけど、全く問題なし。拍子抜けしました。某巨大掲示板によると、三菱のレコにはパイオニア製のドライブが使われているとのこと。焼き品質が高いのかな。

 この間も書いたけど、HDD&DVDレコーダー、見くびってました。ごめんなさい。80GBしかないから、ちゃんと整理しましょうね。

MITSUBISHI DVR-HE500実家に戻ってきたとき、自宅で使っていたテレビとDVDプレーヤーを居間に置き、小さなテレビを別途購入した。んでもって、それまで実家で使っていたSAMSUNGの古いDVDプレーヤーを僕の部屋に置くように配置換えをしておきました。

 が、このSAMSUNGのプレーヤーが異常に調子が悪い。どうもピックアップがイカレはじめているのか、再生中に映像が止まる、ブロックノイズがでまくるなどの症状が出る。静寂の中で眠れない僕にとっては、適当な映画をDVDで流しながら寝たりするので、なんだか気分が悪い。

 ので、新しくてやすいDVDプレーヤーを買うかと思っていたのだが、どうせ買うなら、DVDレコーダーがいいなあなんて思った。けども、HDDがでっかいのがついていたり、ダブルチューナーがついていたりと、最新式は高いものばかり。保存版にするようなものはMacで録画して自分でオーサリングするので、HDDの容量は小さくてもいいから安いのがいい。ダブルチューナーとかいらないので、安いのがいい。というわけで、またもや貧乏人の味方HARD-OFFへ。

 そこでみつけたのがこの三菱電機製HDD&DVDレコーダー「DVR-HE500」。発売時期は2004年5月と2年落ちの代物、HDDも80GBと、いまのラインナップからすると物足りない。が、僕にとってはこれで十分(笑)。いろいろと口実をつけて親の財布から出しました(笑)。

 早速セッティングしていろいろと録画してみた。保存版にするまでもなく、ちょろっと時間が空いたときに気になった番組を見るには、ひじょーに便利。正直、あなどっていました。編集するわけでもないので、MPEG-2での録画でも問題ないし、気になるほど画質の劣化もない。う〜ん、時代は進化しているんだなと。

 が、問題が二つ。まず一つはEPG(G-Guide)が落ちてこないこと。うちは通常のアンテナではなく、すぐ裏にあるこいつのせいで、直接ケーブルを引いてテレビを受信している。そのせいか、UHFとVHFが混合して入ってきているせいかもしれない。ホストチャンネルをTBSに設定してもまったく落ちてこない。EPGが使えるともっと便利になるはずなので、いろいろと手動設定で試してみようと思います。

 もう一つの問題が、MacでオーサリングしたDVD+R DLのディスクが読めないこと。一度オーサリングしてしまえばDVD+Rも-Rも関係ないと思っていたのだけれど、甘かった。一層のディスクで収まるものはずっとDVD-Rで作ってきたから何の問題もないのだけれど、一層では入らないものに関しては、DVD+R DLを使ってオーサリングしてきた。これらが読めないのは結構痛かったりする。お気に入りのライブ作品とか全部+R DLで焼いちゃったりしてるし。ブックタイプもROM化しているはずなんだけど、やっぱり読めない...。

 このあたりはドライブが記録型のものを使っているから、書き込み型DVDの形式にはシビアなのかな。通常のプレーヤーに記録機能もつけたもの、という認識が甘かったようだ。もしかしたら分解してドライブをマルチタイプのものに換装したら読めるようになるのかな、なんて実験心もわいてきたが、とりあえずそれは就職してからにしよう(笑)。いつか分解して、HDDの容量を増やせるかとか、ドライブ交換ができるかなんてことをやってみようかな、人柱的に。

このブログの他に、la musique des joursのような音楽ブログを持っているほど、僕は音楽が好きです。なので、当然録画するテレビ番組も、自然と音楽モノが多くなる。地上波ではあまりライブとかやらないのだけれど、CSのいろいろな局では、ライブをフルセット2時間番組でやったりするわけ。

 自分でDVDをオーサリングした人ならわかると思うけど、DVDに使われているMPEG-2は、どうもボカシの効いたものやチラつく映像が苦手なようで、ひどいブロックノイズ・モスキートノイズが乗ることがある。ライブの放送では、暗いステージをピンスポットで当てるなんてことは珍しいことではないので、できるだけビットレートは高くしてMPEG-2にするようにしています。するとどうしても、1時間以上のモノだと1層のDVD-Rでは入らなくなってしまう。そこで救世主として現れたのが2層式のDVD+R DLだった。

Memorex DVD+R DL
 が、このメディア、なかなか値段が下がらない。一時は、平気で1枚1,000円ぐらいしていた。現在でも国内メーカーのDLメディアは800〜1,000円前後が相場のよう。そんなときにみつけたのが、「Memorex」というメディアだった。なんと5枚で2,280円。国内メーカーのモノと比べて2,000円ちかく安い。とりあえずダメ元で買ってみた。

Memorex DVD+R DL
箱もジュエルケースのデザインも、激安メディアのいい加減さと比べると、比較的信用できそうな感じのデザイン。が、全米の2層ディスクの73.7%がMemorexのメディア、みたいな表が載っており、このあたりはなんだか眉唾な感じ。

Memorex DVD+R DL
 さっそくDVD Media InspectorでOEM元をチェックしてみた。ふつうのメディアはOEM先の名称の後に記号がでて、どの場所で生産されたモノかが表示されるのだけれど、OEM元がRITEKだということがわかるだけで、後はなんだかよくわからないなあ。[RITEK D03]なのかな?

 某巨大匿名掲示板のスレッドでは、どうもRITEKのDLメディアは糞認定されているらしい...。G5の内蔵ドライブ「Sony DW-Q28A」も個人的には糞ドライブ認定しているし...、ええい、あとは出たとこ勝負だ!なんか焼いてみよ。


 

QV-R51 Casio今日は特に用事がなかったので、先日ジャンクで手に入れたCASIO製5.0Mpixelデジタルカメラ「QV-R51」の周辺機器もろもろをあさりに行った。おおざっぱな人間のくせに、どうもこうしたデジタルガジェットはきれいに使いたいほうなので、液晶の保護フィルムをまず探してみる。まず最初に買ったのが、ELECOM DGP-003G 液晶保護フィルム(2.0型液晶用)。QV-R51の仕様表には液晶が「2.0型」と書いてあったので買ってみたのだが、張ってみるとどうも大きさが小さすぎて合わない。液晶のまわりがアクリルでブラックアウトしてあるので、その大きさの分だけサイズが合わないようだ。結局、auのW31SA用の液晶保護フィルムがサイズ的にバッチリだったので、これを購入@350円。ケースについては、このサイズのカメラなら豊富なんだけど、使い勝手を考えて、これまたELECOM製のスナップ式ベルトループ付デジタルカメラケースを買った@770円。ちょっと余裕がある感じだけど、ストラップもついていて結構便利。が、どちらもamazonで買っておけばもっと安かったんだなあと反省。サイズの合わなかった液晶保護フィルムは、父親が使っているPENTAXのOptio S40に使うことにしました。

Cyber-shot DSC-P1 さて、本題。これまでサブで使っていたSonyのDSC-P1との機能差をチェックしてみました。いやまあ、明らかに世代が違うので、アマチュア球団と阪神が戦うようなものだってことはわかってますが、とりあえずチェックしておこうと思ったわけで(汗)。ただ、前のエントリにも少し書いたと思うんだけど、デジカメ業界は価格競争が起こってから、CCDなりCMOSのサイズは変えないでただひたすらスペック上の画素数を上げるという方向に向かってしまったので、実は画素数のほど画質はアップしていない。そういう意味では、DSC-P1はデジタルカメラ業界が価格競争に飲み込まれる以前の機種なので、CCDがどれだけ高性能だった(あえて過去形で)のか、少し期待しているところもあるのだけれど。何せ発表当時(2000年9月)の価格は99,800円というのだから、価格だけはいまの一眼なみだ(笑)。

 まず、実写チェックに入る前に、両機のスペックを簡単に併記しておきましょう。

●CASIO QV-R51
発売時期: 2004年1月
撮像素子:1/1.8型正方画素原色CCD(総画素数 : 525万画素)
レンズ: F2.8−4.9 f=8−24mm(35mmフィルム換算39〜117mm相当)
ズーム倍率: 光学3倍ズーム
ISO: 50~400で自動
●SONY Cyber-shot DSC-P1
発売時期: 2000年9月
撮像素子: 1/1.8型CCD(インターレーススキャン/原色フィルター)334万画素
レンズ: F2.8〜5.3 f=8〜24mm(39〜117mm)
ズーム倍率: 光学3倍ズーム
ISO: 不明(スペック表に記載なし)

焦点距離や光学ズーム倍率は両機に差はない模様。起動の早さやメモリの読み込みスピードなんかは明らかにQV-R51の勝ちだけど、4年の差があれば、それは致し方ないところ。CCDの大きさはほぼ同じで、同じサイズに160万ほど多くの画素を詰め込んでいるのが前者、ということになります。さてさて、両者の実力差やいかに?

簡単モード対決1:広角側

コンパクトカメラは設定はカメラ任せで気楽に撮ろう、という感じなので、完全オートで撮影したものを比較してみたいと思います。まずは広角側で撮った写真。撮影時は曇天。
●CASIO QV-R51(2.0MB)
QV-R51 広角側画像
QV-R51では、ISO感度が自動的に200に設定され、フラッシュは発光しなかった。シャッタースピードは1/60、絞りはF2.8でした。
●SONY DSC-P1(1.3MB)
DSC-P1 広角側画像
それに対してDSC-P1では、ISO感度が100に設定され、フラッシュが発光した。シャッタースピードは1/60、絞りはF2.8で、このあたりの設定はQV-R51と同じになりました。

この二つの写真を比べてみると、QV-R51の方は、かなり明るめになっているのに対して、DSC-P1のほうは、少し重めの写り。が、実際の色味はどちらかというと後者の方が近いかな、という感じ。どうもQV-R51はかなり色をビビッドに表現するクセがあるみたい。色味はDSC-P1の方が近いけども、細部の描写に関しては、やはりQV-R51のほうに分があるかな。特に奥の方にある花の描写は、圧倒的にQV-R51のほうがきれい。

簡単モード対決2:望遠側

つづいて、望遠側の画像をチェックしてみます。こちらも撮影時は曇天。
●CASIO QV-R51(2.0MB)
QV-R51 望遠側の画像
かなり風が強かったせいか、なかなかピンあわせが難しかったんですが、こちらはシャッタースピード1/60、絞りF4.9、ISO200、フラッシュ発光。
●SONY DSC-P1(1.3MB)
DSC-P1 望遠側の画像
広角とは対照的に、こちらはISOが282という中途半端な数字に設定され、フラッシュは発光せず。シャッタースピードは1/40、絞りF5.6での撮影になりました。

望遠側では、どちらかというとDSC-P1のほうはメリハリがなく、ちょっとホワイトバランスが崩れている印象を受けます。それに対してQV-R51は、ダイナミックレンジも広く、自然な発色になっています。望遠側では明らかにQV-R51のほうがいい絵が撮れていると思います。

まとめ

 というわけで、簡単モードでの撮影をまとめてみると、やはり全体的にはQV-R51のほうが写りがいい。両機の年代差が4年あることを考えると、当たり前といえば当たり前。特に使い勝手に関しては、カメラのレスポンス、メモリーカードからの映像の読み込みには圧倒的にQV-R51の方が早いし、撮影した映像の再生に関しても、QV-R51にはヒストグラムを表示できたり、撮影情報を確認できるなどの利点がある。DSC-P1では、撮影条件を知るためには、一度Macに取り込む必要があり、ビューアーを通してExifをみるしかない。つまり、カメラ側でExifの情報を知ることができない仕様になっている。これはちょっと面食らってしまった。

 こう書くと、まるでDSC-P1が全くだめ、という感じを受けてしまうかもしれませんが、僕はむしろDSC-P1は結構頑張っていると思っています。特に広角側の画質に関しては、DSC-P1とQV-R51の間に4年という差があるとはわからないほど、DSC-P1ががんばってるな、と感じます。やっぱりこのあたりは、当時のカメラのほうがしっかりとCCDが作られていた、ということなのかもしれないし、詐欺のようなスペックアップの影響なのかもしれないですな。レスポンスの良さとかは当時の技術水準があっただろうから、DSC-P1が劣るのは当たり前の話なわけで。4年という歳月の中で、光学ズームの画質がかなりこなれてきた結果なのかもしれない(2000年当時のデジタルカメラって、ほとんどがデジタルズームだけだったもんね)。あとは、「簡単に撮って楽しめる」だけのカメラから、「簡単にとって楽しめるし、ある程度まではマニュアル調整もできて楽しめる」カメラへのパラダイムシフトが起こった、っていうことなのかも。

また時間が空いたら、今度は接写の性能もチェックしてみたいと思っています。

CASIO QV-R51今日、就職までのつなぎに何かアルバイトでもしようかと思い、市役所に行ったり、近所のお店を回ったりしました。そんな中で見つけてしまったのが、この「CASIO QV-R51組み立てキット」(笑)。もちろん、そんな組み立てキットなどあるわけがなく、ようはHARD OFFの小平店でバラバラに分解されてしまったままの状態でJUNK品として売っていたわけです。値段はなんと、1,260円!
 ガラスケース越しに見えるフレームには「5.0 MEGA PIXELS」の文字が見えるので、比較的最近のものだろう。祖父が時計の修理を生業としていたせいか、僕も精密機器の分解・組み立ては得意だ。そんな状況が相まって、「うう、いじりたい〜」魂が疼き、買ってしまった。むろん、バラバラになっているものを組み立てれば動く保証はどこにもないんだけど。

レジの兄ちゃん 「ジャンク品で動作保証ないけどいいですか....、まあ、こんなバラバラなんで(笑)」
僕 「あ、かまわないです」
レジの兄ちゃん 「組み立てられますか?」
僕 「昔、バネの壊れたデジカメを分解してなおしたことあるんで、大丈夫だと思いますよ」
レジの兄ちゃん 「わかりました、がんばってください(笑)」

心配ありがとう、レジの兄ちゃん。昔使ってたFinePix 4500も、シャッターカバーが壊れたジャンク品で買ってきて、なおしたんだよなあ、そういえば。昔SONYが出してたクリエも、バッラバラにしてなおしたことあったなあ。

CASIO QV-R51

 帰宅後、さっそく中に入ってたパーツを確かめてみる。メインフレーム、フロントカバー、サイドフレーム、バックカバー、三脚用のねじ止め、ストラップコネクタ、コネクタカバー、ネジ類...、あれ、もうひとつはなんだろう。いろいろと試行錯誤した結果、サイドフレームとメインフレームを固定するダイキャストパーツと判明しました。
 どうもメインフレームはほとんど分解されていないようなので、壊れていなければこのままでも電源が入るはず、と電池を入れてみた。が、電源が入らない。「う〜ん、やっぱり壊れたモノを研究用にバラして、HARD OFFに売り飛ばしたのか」と思い、通電テスターで一応電源基盤をチェックしてみる。どの回路もほとんど通電する。電源回路はおかしくないようだ....。

 「まあいっか」ってことで組み立てを開始。まず、フロントカバーのレンズホイールのネジをはずし、サイドカバーとフロントカバーをくっつけて再度ネジ止め。ストラップコネクタ、コネクタカバー、三脚用ネジ止め部分をフロントカバーにくっつける。メインフレームをその中に固定し、サイドカバーとダイキャストフレームをネジ止め。最後にバックカバーを装着して、すべてネジ止め。なんだ、ネジ、一個も欠けてないじゃん。

CASIO QV-R51

そんでもって完成したのが左の写真。どうもレンズ下に落下させた傷がある。「この傷のせいで電源はいらなくなっちゃったのかなあ...」、なんて思いながら、スイッチオン。

「うい〜ん」

 おいおい、動くじゃないか!分解するときは、感電しないために、電池やアダプタ類を抜いておくのは鉄則なんだけど、どうも電池を抜き忘れていたらしい。それで動くようになったということは、時計などを管理するバックアップバッテリが完全に放電されてしまっていんじゃないかと推測してみた。昔のMacもPRAM用のバッテリが死ぬと起動できないモノもあったしなあ。

 何はともあれ、なんと1,260円で500万画素のコンパクトカメラを手に入れてしまった。impress watchレビューを見る限りでは、コンパクト機としては十分の性能みたいなので、いい買い物をしてしまったなあ。コストパフォーマンスだけじゃなく、なんだかプラモデルを作り終えたような感動までいただいてしまった。カシオのカメラって一度も使ったことがなかったので、いろいろとチェックしてみようっと。いけそうなら、サブ期だったSONYのDSC-P1はサブのサブになってもらおうかな。

ネットウォークマンが発表されてから、その広告宣伝についていろいろと文句をつけてきた僕ですが、今回は少し冷静に(笑)、どうすりゃいいのかと。

さて、どうもいろいろなところをみていると、わがAppleのiPod nanoをはじめとするシリーズは順調に売り上げを伸ばしている模様。要はiTunesであって、そのiTunesがどんな古いiPodをも対応しているので、実質は新旧のiPodを買い実換えた場合でも、接続さえすればたいだいすぐに使うためのセットアップは終了してしまうわけだ。

が、nanoと同じ日に発表されたウォークマン、先日になってやっと出荷が始まったと思ったら、かなり評判が悪い模様。まず、iTunesに激似で「大丈夫かあ」とよけいな心配をするぐらいのソフトウェア「Connect Player」がすこぶる調子が悪い。マシンのスペックにもよるが、起動するのに5分ぐらい、すべての局を読み込むのに5〜7分と、尋常じゃない時間がかかっている。その上、ハードと同期をとろうとすると、プレイリストが壊れたりなんなり。ということらしい。まあ、これはみんな某匿名巨大掲示板に投稿された話なので、話を半分に聞いたとしても、バグはそれなりにでているようだね。最終的にはリカバリーをかけるしかなくなった、とか、そんな話も多いしなあ。

ストリンガーCEOが今後も「ハード・ソフト・コンテンツ」を絡めた販売戦略を強めていくとCESの基調講演で言ったらしいが、肝心なソフトがダメ、ハードもソフトのひどさに目立たないけど、ボタンが最初からへこんでいて押しにくい、指が太いとボタンが押しにくいなど、設計上のクレームもいろいろと拾うことができます。こんな状態じゃ、ソニー何を今後求めていけばいいのかわからなくなるんじゃないかな。

いっそのことは、ここは売れ筋ではない商品をあっさりとやめてしまい、未来の残っている商品に経営資源を集中して「まともな」製品を作らないと始まらないような気がする。以前のAppleのように、Appleらしさが経営を少しずつおかしくしていった時期があったように、Sonyも、「Sonyだから」といういまや霧消してしまったようなアイデンティティを捨て、ユーザーが何を求めているかってことに真剣に目を向けた方がいいと思う。

僕は決して前からソニーが嫌いだったわけではない。iPodをこんなに使うようになる前は、すくなからずの台数のウォークマンやディスクマンを使ってきたし、その選択肢はまず「Sony」の製品であること、だった。おかしくなってきたのは「VAIO」を出してPC産業に乗り込み始めた頃からだと思う。自社技術をいろいろと開発して、その自社技術をメジャーなものにするために、数々の発明品が犠牲になった。これが開発ベースならともかく、Sonyという名前を信じて製品を購入した人たちが被害者になったわけだ。ちょっとした情報も開示せず、あくまで「SonyのVAIO持っているならSONY製の周辺機器で全部そろえてね」という感じで展開していったわけで、これがある特殊な層の反感を買ったわけだ。で、実際その製品の寿命が短いことから「ソニータイマー」なんて言葉まで生まれる始末。
 要は、Sonyという会社が何をしたいのか、どんなことをするべきなのか、ということに関して、細かく分社化されてしまった中では統一的な見解が取れないことに原因があるんじゃないのかなと思ったりするわけで。

デジタルプレーヤー一つでも、他社の製品について、ちゃんと理解している?iPodが人気なのはデザインなのではなくて、曲の管理を直感的にできるソフトをしっかりと作って、そこにためたライブラリを特定のハード(=iPod)に移すことで、ライブラリ全部を持ち歩けるよ、というコンセプト、わかるかな。それをまねしようとしたら、デザイン重視の石けん箱とかを作らないで、まず「Connect Player」の開発に時間をかけるべきだともう。その中でハードとの連携を考えながらソフトをもブラッシュアップしていき、絶妙なタイミングで消費者の手に届く位置に置く。これがずっとAppleがiPodでやってきたこと。うわべだけまねしたってダメだって。

iRiver MP3プレーヤー『iFP-890』ひょんなことから、iRiverのMP3プレーヤー『iFP-890』を手に入れてしまった。むろん、タダです。iTunes+AAC+iPod3台のユーザーである僕がお金を出して買うわけがない(笑)。僕にとって初めてのMP3プレーヤーだったDiamond Multimediaの『Rio 500』以来、久しぶりにApple以外の機器を使ってみました。

AppleもSonyも、音楽ライブラリを作るためのソフトがついてくるんだけど、iRiverはどうも考え方が違うみたい。好きなエンコーダーを使用してファイル用意してください、で、そのファイルが用意できたら、特定のユーティリティを使ってプレーヤーの中に転送してください、といった感じ。なので、音楽をMP3もしくはWMAにするためのソフトを探さないといけないわけ。ふつうならiTunesを使えばいいのだけれど、G5にはすでにiPodで使っているライブラリがAACで何千曲も入っているし、iBookには仕事をしながら聴くためのライブラリが構築済みで、そこにテスト用のMP3音源をつっこむ気にはならなかった。

ので、「こかこ〜だ〜」というLAMEベースのMP3エンコードツールを使って、Nine Inch Nailsのライブアルバム「And All That You Could Have Been」をMP3に変換してみた。待つこと2〜30分ぐらいで、MP3作成は完了。USBでiFP-890をつなぎ、専用の転送ソフト「iRiver Music Manager」を立ち上げて、そのウインドウの中にフォルダごとドラッグ&ドロップ。するとプレーヤーに転送が始まります。USB 2.0なので転送は結構速いです。転送が終わって曲を聴いてみると、ノイズもなくしっかりと聴けました。

が、正直な感想。「めんどくさい...」&「使い方がわからん...」。FMチューナーはついているし、ダイレクトにMP3で録音できたりと、確かにiPodより機能は優れていると思う。だけど、その機能へのアクセス方法がよくわからない。結局マニュアルを読んでみると、呼び出し方のキーはボタンの「長押し」だった。MODEボタンを長押しすると機能メニューが出てきて、ようやくFMチューナーを呼び出せたり、録音のメニューを呼び出せたり。中央にスティックのついた銀色のポインタがあるんだけど、こちらにも「MENU」って書いてあるんですが....。接続して、ユーティリティを立ち上げて、聴きたい曲をドラッグ&ドロップという簡単な作業も、iPodを使った後ではすごく面倒くさく感じてしまう。

こういう機器はPCに精通している人だけではなく、単純にDiskManやMDのリプレースとして買う人も多いと思う。そんなときはやっぱり、「直感的に使える」という要件が非常に大きくなってくるんだと思う。そういう意味では、iTunesの直感的に使えるインターフェースだとか、接続しただけで自動的に同期できるっていうiPodの仕様は、いまさらながらにうまく作ってあるなあと感心します。たまたまタダでもらったiFP-890でそれをすごく痛烈に感じました。こうやって比べてしまうと、あんまり使わないだろうなあ、という気になってしまう。でもせっかくタダでもらったんだし、使おう。FMラジオ&簡易MP3録音機として(笑)。