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TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD ASPHERICAL [IF] MACRO A14E キヤノンマウントTAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD ASPHERICAL [IF] MACRO A14E キヤノンマウント

 そういえば昨日のロケハンでは、昨年末に手に入れたタムロン製18-200mmレンズを初めて使ってみた。キスデジに装着したままだとカメラのケースに入らなくなってしまったので、ケースを買うまでは使うのをやめようと思って忘れてしまっていた。このレンズを使うまでは、純正のデジタル専用レンズ『EF-S 18-55mm』を使っていたのだけれど、なんだか絵がのっぺりしているなあと感じていたし、何よりも望遠が足りなかった。かといってカジュアルに持ち歩けるのがキスデジのいいところなわけなので、わざわざ何本もレンズを持ち歩くのもどうかと思っていて、その結果行き当たったのは一本で広角も望遠もカバーできる焦点距離を持ったこのレンズ、というわけ。

 同じ倍率のものは、同じくレンズ専業メーカーであるSIGMAからもでているのだけれど、つるっとした初代キスデジのデザインとはちょっとあわなかったし、こちらのほうが値段が高い。また、僕が初めて自分で買ったカメラ(EOS Kissの初代)にシグマのレンズがついていて、たいして使わないうちにぶっ壊れた経験があったので、心のどこかでSIGMAは避けようと思っていたのかもしれないけど。

装着した感想ですが、まず何より、「デザインがイケている」。カメラの外観から入ること自体がヘタレカメラマンの証なのかもしれないけど、安っぽいEF-Sレンズに見慣れてしまっているせいか、レンズ全体の作りがかなりゴージャズでズッシリしている。少し望遠側にレンズを出しておいておくと、10万で買えるカメラじゃないみたいだ。
 また、重さもちょうどいい感じになる。キスデジ+ EF-Sの組あわせでは、ちょっとカメラの重量が足りずに固定しづらかった。今度のレンズは重く、重心がはっきりと前にできるので、後ろをしっかりと支えることでカメラの位置を安定させることができる。体へのフィット感はやっぱり重要なんだなあと再認識した。

 肝心の画質ですが、どちらかというとかなり素直な絵作りをするレンズみたい。色の再現性もそこそこで、とにかく素直な絵を作ってくれる。あとから結局レタッチをかけてしまうわけなので、そういう意味ではベストチョイスのレンズなのかもしれない。デジタル専用レンズだから変なケラレとかもないし。

が、使っていてなんか変だなあと思っていた点は、さっきやっと気づいた。そう、レンズが移動するときの回転が純正のモデルの逆なんだな。だから、レンズの支え方に気をつけないと危険かなと思っています。

 暇になったら、純正のEF-Sとタムロンレンズを、同条件で同被写体を撮影して、どんな違いがあるのか、ゆっくりと検証してみたいなあ。ちなみにケースはエツミ E-3272 ウィナーガンホルダーSP ダークグレーを買ってみました。サイズはばっちり。

ともかく、頻繁にレンズを変えたり、レンズを何本も買う金がない人にとっては、このモデルはベストチョイスのうちの一つになることは問題ないかと思います。

Transcend 2GBコンパクトフラッシュトランセンド・ジャパン: TS2GCF80 2GB CF CARD (80X, TYPE I )
いままでは、Magicstor社製2.2GBマイクロドライブをEOS Kiss Digital用に使っていたんだけれど、ここのところ、RAWで30枚ぐらいとったあたりで、ドライブエラーが出て書き込みができなくなる症状がでていました。たぶん、不良セクタかなんかがあるんだと思う。撮影をすると、延々と書き込みを続けた後、最終的にエラーが出てしまう。こうなると、撮影した映像のプレビューすらカメラ上では行えなくなってしまい、けっこう困っていた。
 ほとんどの場合マニュアルモードか絞り優先モード+RAWで撮影をするので、どうしても一枚の写真の容量は大きくなるし、書き込みの時間も長くなる。その分バッテリーの保ちも悪くなるわけで、気づいたらメーターがなくなっていた、なんてこともあったので、もっと高速で低消費電力のカードが欲しくなった。かといって大容量書き込みができることのうまみを知ってしまったわけで、いまさら小さなものを買うのもどうかなあと思っていて、いろいろと探していました。

コンパクトフラッシュベンチマーク というわけで購入したのが、トランセンド・ジャパンの2GBコンパクトフラッシュ、80倍速モデル。近所のPC Depotで16,980円という格安価格でした(Webショップでは18,700円)。カメラからのフォーマットのスピードや、連写した後の待機時間などは明らかに体感的に早くなっており快適です。というわけで、とりあえず仮にですが、ベンチマークをとってみました。

 とりあえず、デジタルカメラの書き込み方式に近い、256KブロックのSequential Write/Readをグラフにしてみた。ベンチマークをとるにあたっては、いままでサブで使っていたSandisk Ultra II (256MB)も比較対象として入れてみました。こうしてみると、連続書き込みでは2.36MB/sec、連続読み込み4.92MB/secと、Magicstor GS1022Cの遅さが際だっている。揮発性メモリよりもHDDタイプの方が書き込みは早いのかなあなんて直感的に思っていたのだけれど...。Xbenchがどれだけのものかは微妙なので、ほんとうにそれぐらいの遅いのかもわからないけど、カメラに突っ込んだときの体感的な速度から考えても、Magicstor < Sandisk < Transcendという順番なので、まあ妥当な結果かな。CF同士の対決では、80倍速をうたうTranscendと40倍速のSandiskがほぼ同じ数字を叩き出しています。体感的にも同等なんだけど、容量の差が速度にも反映しているのかな?
 いずれにしても、駆動部分がない分、消費電力ではマイクロドライブよりも大容量コンパクトフラッシュの方が圧倒的に有利だと思う。マイクロドライブが6GBからなかなか容量が増えない中、コンパクトフラッシュは4GBタイプのものもだんだんと流通してきているので、いずれ置き換わっていくような気がするなあ。

テスト環境
テストマシン: iBook G4 800MHz
カードリーダー: Princeton PRD-802W
ベンチマークソフト: Xbench 1.2

Kiss Digital N発表

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kissdigitalN.jpg少し前のことになりますが、僕が使っている『EOS Kiss Digital、の後継機種『EOS Kiss Digital N、が発表されました。ちょっと興味を持ちつつまとめておきます。

●630万画素が800万画素へ
正直、画素という数字はどうでもいいものです。同じ600万画素のカメラであっても、一眼レフとコンパクトカメラでは圧倒的な画質の差が出ます。この大きな理由はCCDやCMOSのサイズ。今回のも、画素は少し上げているけども、CMOSのサイズは前モデルのKissよりもほんのちょっと小さくなってる。映像エンジンがDigicからDigic IIに引き上げられたみたいだから、そのあたりでの画質差は出そうだけど、たぶん気にはならない程度だと予想できます。

●外部インターフェースがUSB 2.0に。
 これはちょっとうらやましい。2.2GBのマイクロドライブなんかにRAWの画像を詰め込むと、データの引き出しに悲しいほどの時間が必要になります。USB 2.0のカードリーダーを使うと抜群に速いんだが、いちいちカメラからカードを出すのも面倒くさい。そんな僕にとっては、このインターフェースの変更は結構な魅力です。

●ボディサイズはさらに小さく
EOS Kissでも小さいなと感じたけど、Pentax のistD Sはもっとちっちゃかった。そのさらに上を行く小ささらしい。でもどうなんだろう、もちろん小さいことはいいことなんだと思うんだけど、小さくするせいでCMOSのサイズなんかを縮小してしまったら本末転倒ではないかと。現状のKiss Digitalのサイズに不満がないので、「さらに小さい、といわれてもどうかなあと。

●その他
連射機能は、バッファメモリいっぱいまで撮影可能になったようです。速い動物を撮っているとやっぱりある程度の連射機能は欲しくなる。けど、この間買ったものをわざわざ買い換えようと思えるような改善点じゃないんだよな。
起動時間が0.2秒というのはうらやましい。Kiss Digital、起動がホント遅いし。

まあこんな風に見てみると、やっぱりこのモデルは「見送りの方向ですね。特に他社製のやEOS Kiss Digitalからの買い換えに関しては、慎重になってもいいくらいかな。新しい一眼デジカメ欲しいという人にはもちろんオススメできると思います。コンパクト機的なポップな使い方もできるし、何よりもフォーカスの相方、色の出方、繊細さなどはコンパクト機と比べてはいけないレベルまで完成していると思うし。


EOS Kiss Digitakで、San DiskのUltra II 256MBコンパクトフラッシュカードを利用していました。最初に買ったToshiba製のコンパクトフラッシュに比べて、アクセスが非常に早く、とても快適に使っていました。
が、唯一の欠点が。それは保存容量の少なさ。Large-Fineの設定では約70枚、RAWで撮影するとさらにその数は少なくなる。普段の利用にはこの容量で十分なんだろうけど、仕事で簡単な撮影をするときなどは、70枚では正直足りなくなってしまい、結局予備のToshiba製CFカードを利用することになってしまう。ので、SanDisk Ultra IIの512MBくらい買っておくべきかなあと思いビッグカメラに行ってみました。512MBのもので、読み込み速度が速いものは、安くても11,000円くらい。けっこう値が張るんだなあ。

で、その横にあったのがこの「magicstor 2.2GBマイクロドライブ」。価格は15,800円。マイクロドライブとしてはびっくりするくらい安い製品です。安かろう悪かろうと思いながらも、ジャケットに掲載されている「最大のデータ書き込み速度」=6.5MB/secというスペックを信じて、ハイスピードのコンパクトフラッシュと比べても遜色ないんじゃないと判断、コストパフォーマンスからこのマイクロドライブを購入しました。
 EOS Kiss Digitalに早速差し込んで使ってみると、Large-Fineでも500枚超の枚数を保存することが出きます。RAWでも270枚の保存が可能。これだけあれば2泊くらいの旅行にも耐えられるかな。バッファメモリの少ないEOS Kiss Digitalでは、メディアとの通信速度が体感速度に影響してくるんだけど、Ultra IIシリーズとの比較でもほとんど差を感じません。満足です。撮影に際しても、特に問題は起こりませんでした。
 が、問題が起こってったのは、その後。EOS Kiss Digitalの外部インターフェースはUSB 1.1なので、枚数がかなり多いと読み込むまでにとても時間がかかってしまう。ので、Buffalo製の8in1カードリーダー『MCR-8U/U2、を使って読み込んでいたのだけれど、なんとこいつがマイクロドライブを認識してくれない。消費電力が多すぎるみたいだ...。
 本家のページの互換性リストには、EOS Kiss Digtalは掲載されていないんだけど、ロジテック独自の検証によると、EOS Kiss Digitalも動作確認がとれたとのこと。ちょっと安心。ということはリーダーとの相性ということなのかな。
 いずれにしても、メディアの容量を気にせずに写真を撮ることが出きるのはとっても気が楽です。デジカメ写真をさらに面白くしてくれるRAWでの撮影枚数も問題ないし、しばらくこの布陣で使ってみることにします。

関連リンク
ロジテック、2.2GBのHDD CF Type2カード〜EOS Kiss Digital/D70での動作検証済
本家の製品ページ
2.2GB CF+Type II

前回ご紹介したEOS Kiss Digitalの付属ソフトのうち、カメラをMacから遠隔操作するためのソフト『Remote Capture』を使ってみました。
まずカメラをUSBでMacと接続。ELECOMのUSB 2.0ハブと接続しましたが、問題なく認識してくれました。んでもって、『Remote Capture』を起動。

すると、「カメラと接続しますか?」と聞かれるので、「はい」を選択すると、上の画面が表示されます。『Remote Capture』では、撮影した写真をUSB経由で直接Macintoshに保存するので、接続したMacのHDの空き容量を計算して、撮影可能枚数を計算してくれます(ちなみに保存先としてデフォルトで指定されているのはデスクトップで、50GBのあまりだと上の写真の数値となります)。
 カメラのダイヤルは絞り優先AEにしていたので、絞り優先AEで利用できるオプションの選択画面が表示されています。ダイヤルを別のモードに切り替えると、設定できる項目がダイナミックに変化します。画角設定では、画角の設定とともにテスト撮影などを行うことができる。レリーズボタン(もしくはスペースキー)で撮影します。

撮影をすると、USBを通じてダイレクトに写真が転送されます。上の写真のようなダイアログがでて、転送状態が表示されます。

 転送された写真は、破棄する・しないの選択の後、直接保存先のディスクに保存されます。この画面から、実際の写真をプレビューすることができます。ヒストグラムも表示されていて、露出の適切さを判断できます。ヒストグラム下のウインドウにはExif情報が表示されているので、ヒストグラムとあわせてみると、同じカットをもう一枚撮影するときなど、ちょっと設定を変えて撮影してみたり、なんてことができるようになります。

 というソフトなのだけれど、想定されている使用形態としてはやっぱりスタジオ撮影などの時なんじゃないかな、と思う。別売りのACアダプタを用意し、PowerBookやiBookを持っていれば、バッテリや外部メディアの容量を気にせずに撮影できる。デジタルカメラの液晶は小さいし、また色味もはっきりとわからないので、しっかりとディスプレイ・キャブリレーションを行ったMacなどで直接みることができれば、そのカットを使えるかどうかその場で判断できるわけです。
 難点としては、データの転送速度の遅いこと。EOS Kiss DigitalのUSBポートはUSB1.1なので、転送速度は最大で12Mbit。ノートマシンなどだと、USBチップをポートの数だけ積んでおらず、チップ1つでいくつものポートの処理をするものもある。USBポートでその他機器を使っていれば、その分転送速度は落ちてしまうわけで、レリーズを切った後に待たされる時間が延びてしまう、ということになる。PowerMac G4 1GHzでだいたい10秒ほど待たされるので、古いMac/PCだともっと待たされるかもな。まあ、このあたりは、EOS Kiss Digital自体が「低価格」であるというとことと引き替えの部分なのかな。

EOS Kiss Digitalにはたくさんのソフトウェアがついてきます。まずは初期状態でインストールされる4つのソフトウェア。
file_utility.gif
まずは「File Viewer Utility」。名前の通り、画像整理ソフトウェアです。3ペインの構造で、左にWindowsエクスプローラ風のディレクトリブラウザ、真ん中に写真のアイコンを表示して、右にExifの情報を表示します。カメラから写真を吸い出したり、回転など簡単な写真の編集もできるようです。基本的には、iPhotoでこのソフトウェア以上のことができるので必要はないのだけれど、動作が軽い点は売りになると思う。
image_browser.gif
つづいて「Image Browser」。画像ビューアーで、整理ソフトというにはちょっと機能不足な感じ。File Viewer Utilityとできることは似ているような感じなのだけれど、かなりパーソナルユースを意識した作りをしてあるように感じます。たとえばメニューとして印刷関係のコマンドが充実していたり、インターフェースもかなり簡素な作りになっています。
photo_stich.gif
PhotoStitchは、QuickTime VRのような、360度回転できる写真を合成して作るためのソフトウェア。カメラを三脚に固定して、少しづつ角度を変えながら撮影していくと、重複した部分が写るはずです。これをソフト的に分解して、合成してくれる。テストしてないけど、合成した写真を見るためには特別なソフトウェアがいるのかな?
remote_capture.gif
「Remote Capture」は、名前の通り、カメラとMacをつないで、カメラをコントロールしながら撮影するためのソフトウェア。つないで起動すると、ソフトウェアからの命令でシャッターを切ることができます。実はこの「リモートキャプチャ」の機能は、Mac OS X標準の「イメージキャプチャ」でも裏技的にできるのです(カメラが対応している必要があるけれど)。イメージキャプチャを開いて「装置を共有する、設定に変えた後、Web上での共有をONにすると、Safariの特定アドレスにアクセスすることで、Safariからカメラの中に保存されている写真を見たり、カメラをコントロールして撮影する、なんてことができるようになる。一時期この機能に関するスレッドが2ちゃんねるにあって、そこではCanonのカメラの動作がかなり多数報告されていたと思う(IXYとかね)。が、残念ながらEOS Kiss Digitalではつかえませんでした。

以上の4つがデフォルトでインストールされるソフトなのだけれど、File Viewer Utilityが入っていると、CanonのWebから落とせるアップデーターを使うと、ソフト自体をアップグレードできます。
eos_viewer.gif
FIle Viewer Utilityよりもちょっと大人な感じがする「EOS Viewer Utility」。インターフェース自体はあんまり変わっていないのだけれど、RAWの調整が直感的にできるような作りになっています。JPEGベースではなく、 RAWで撮って「現像の楽しみ」を味わうような人にはこちらのソフトのほうがオススメかもしれません。基本的にはRAWの復元ができる画像管理ソフトだと思っていただければおおむね間違いないと思います。
digital_photo_pro.gif
そしてもっとも高級感のあるソフトがこの「Digital Photo Professional」。黒のインターフェースを使っているあたり、かなりPro向けっぽい(笑)。こちらはもともとEOS Dシリーズの添付ソフトだったのかな、RAW現像のパラメーターがEOS Viewer Utilityよりも細かく設定できるほか、撮影後のホワイトバランス調整などもできるようになってる。難点は、動作が激重な点。僕のiBook G4 800MHzでは、なんだかもっさり感が強いです。ウインドウ内を黒で表示するのは、Professional向けのソフトでは多いのだけど、こういった細工すると画面が見づらくなるだけなんだけどなあ。

PHPとMySQLのお勉強に、いつか撮りためた写真をデータベース化し、Webで公開しようと思ったりしてるので、気軽に撮ったスナップと素材っぽく使える写真とは分けておきたいと思っています。ので、基本的にはiPhotoで一括管理しようと思っているのだけども、素材としての利用できそうな写真については、別ソフトで管理しておいたほうがいいかなと思ったりもする。Digital Photo Professional、使ってみようかな...。

先の週末、じいちゃんの49日法事があって実家に帰りました。法事も無事に終わり、その夜は実家に泊まることにしました。次の日、眠れずに過ごし、早い時間に起きてしまいました(それでも9時なんですが:笑)。
 実家にいても暇だったので、なにか掘り出し物はないかとふらっと近くのパソコン屋に出かけてみました。すると、EOS Kiss Digitalのアウトレットが、ボディのみ72,000円で一台のみの大特価。うぅ、ほしい。ということで早速実家に帰り、孫の写真をデジカメ(FinePix 4500:僕のお下がり)で撮影してはiMacで印刷してニヤニヤすることにハマっている親父に「たま〜に貸してあげるから、半分出せ」、と丁寧に交渉。ボーナス払いを条件に無事交渉成立と相成り、購入してきました。
 CanonのEOS Kiss Digitalは、22.7×15.1mmのCMOSを搭載した、画素数630万画素の一眼レフカメラ。ボディのみなので、CanonのEFマウントレンズを別途つけて使います(レンズセットや広角・望遠二本のレンズをセットしたWelcomeセットなんてのも発売されてます)。最近はめっきりデジタルカメラの低価格が進んで、コンパクトカメラでも800万画素なんてのも珍しくはないのだけれど、画素が多い=画質がいい、にはならないのが画素マジック。デジカメの場合、CCDなりCMOSなりがデジタル信号処理をしてファイル化するわけなのだけれど、最近のデジカメは価格競争に勝つために、CCDの改良なしに画素数を上げすぎていて、画質的にはほとんど変わっていないのが現状らしい。CMOSは低価格・低質のイメージがあったのだけれど、最近のCanonのハイエンド機も同じCMOSを積んでいることからも、だいぶ改良されているみたいです。
 デジタル一眼レフの中では軽量らしいのだけれど、すでに所有しているFinePix F700と比べると、ずっしりと重いです。操作系は、銀塩カメラでもEOS Kissを使っていたので、特に違和感はない。基本的には、液晶がついたぐらいの違いしか感じなかったです。
 コンパクト機と違うところは、やはりレンズが交換できるというとこと。銀塩とデジタルのカメラでは、レンズの焦点距離の計算が異なります。たとえば、装着したレンズは、「28-90mmのF4-5.6」という純正のお手頃レンズ。銀塩では標準的な焦点距離なのだけれど、CMOSのサイズの関係上、焦点距離を1.6倍すると、35mmカメラと同じになる。ので、僕のレンズは45mm-135mmというのが35mm換算のレンズとなる。なんだか中途半端ね。やっぱりつけてみると、広角が弱いかな。6畳一間で撮影しようとすると、被写体との距離をかなりとらないといけなくなる。店員曰く、Canonのレンズは廉価なものだとあまりカメラの性能は出ないとのことなので、その言葉がレンズも買わせるための詭弁と裏読みしつつ、「まあいいか」とボディだけにしました。
 AdobeRGBにも対応してるのね。AdobeRGBとは、一般的なsRGBという色空間よりも色の表現力が高いカラーモードのことで、印刷版下データで使う場合にはこのモードで現像できるとありがたい。付属ソフトもMac OS Xに対応しているし、PictBridgeにも対応してる。もちろんRAWでも撮れる。こう考えると、よっぽどの大判サイズでの印刷とか、特殊な業務以外の用途であれば、僕のようにお遊び程度にしか撮らないような使い方にも、仕事の道具としての使い方にも対応できるんじゃないかなあと思う。
 これから、いろいろと撮ってみて、FinePix F700との比較もかねて検証してみたいと思います。あ、そうそう、いまなら予備のバッテリがその場でついてくるキャンペーンもやってますよ。
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