2005年9月アーカイブ

ここなどでさんさん言われていたように、iPod nanoの液晶の強度が弱い、ということが通説として流れようとしています。
 確かにJobsはジーンズのポケットから出したし、入るくらい小さいので、ポケットの中に入れてそのまま座るなんてこともあるかもしれない。でも、あの細い筐体に「く」の字型の圧力がかかったら?ふつうは折れると思うよね。

このけんについてAppleは異例な早さでコメントを出しました。個人のサイトレベルでもこうしたコメントをしっかり残していたみたい。それが功を奏してか、こんなページでAppleの対応についてコメントするページも出てきているようです。

要は小さいから壊れるシチュエーションは考えられるので、ユーザーのほうで気をつけてくださいね、ということなんだろうけど、僕もそれでいいと思う。自分が使いたい方法で使えばいい。その結果として壊れてしまうのなら、その商品を使い続けるために修理し、行動を変えるか、他の強度のある機種に変えるか。どちらを選んでもいい。

僕はiPodソックスが余っていたので普段はそれにいれながら、前のポケットにつっこんでnanoを使ってます。座るときもnanoに比重がかからないように座るようにしています。自分の使い方の中で壊れてしまうなら、壊れないような使い方をしようと思う。そこに入っている音楽が聴きたいからね。

そうかと思えば、何をしたらiPod nanoが壊れるか、なんてひどいテストをしている方もいるようです(笑)。車で二回轢いても、液晶は死んだけど音楽は聴けたらしい。やっぱ曲げちゃダメみたいだね。

「問題な日本語」 北原保雄編 大修館書店『問題な日本語』北原保雄編

この本については電車の中吊り広告を見て気にはなっていた。とくに最近喫茶店のお姉ちゃんとの会話。

おいら「アイスコーヒーをMサイズで、あと〜、まあいいや」
店員は怪訝そうに「アイスコーヒーでよろしかったですか?」 
これはいいんです。これは。

電話「○○さんいらっしゃいますか?」
お姉ちゃん「○○はただいま会議中でございまして、よろしかったでしょうか」
これはだめなんです、これは。
上の例では僕がアイスコーヒーを頼んで、その後何か別のものを頼もうと思って悩んでいて、結局やめた。だからおねーちゃんは「よろしかった」という過去形で僕に尋ねた。それはおかしくはないと思う。
問題は下。電話したらいなかった、それはいいんだけど、それに対して「よろしかったでしょうか」といわれてもなんと答えていいかわからへんやん。

おもしろい本かもなあ、と思っていたところ、ATOKの箱の中に無造作に入っていました。どうもATOKについている明鏡国語辞典の編者がこの本の編者「北原保雄」氏だったんだね。おもわぬおまけでこの3連休に読んでみました。
 やっぱり日本語っていうのは、使われ方によりおかしいと思われた言い方が慣用的に利用されるようになるってことがとても多い言葉なんだと思います、

なかなかおもしろい本なので、国語やおねーちゃんたちの言葉になんかしらの違和感を感じている人、小さな娘さんを抱えていて、将来あんなしゃべり方をする子にはなってほしくないと思う親御さんなんかは読んでみるといいかもしれません(笑)。

ロボロフスキーハムスター ぴろ
ケージを掃除するためにぴろを出してみたので、久しぶりにEOS Kiss Digitalを使って撮りました。カメラを向けると相変わらずの挙動不審ぶり。おろおろしてました。ぴろは毛がすごく細く、白やブラウンが混じったりしているので、ストロボをたくと輪郭にノイズが混じっているような絵になっちゃうな。動きが速いので、EOS KissのAIサーボではピントが追いつきません。しょうがないので正面固定で置きピンでパシャリ。

ATOK 2005 for Mac OS X『ATOK 2005 for Mac OS X(電子辞書セット)』
到着しました、ATOKの新バージョン『ATOK 2005 for Mac OS X』。これまではバージョン番号が製品名についていたのだけれど、今度のバージョンからは製品名が変わり、サブタイトルみたく「Tech ver. 18」のように表記されるようになりました。
 こういうOSの根幹で動くタイプのソフトウェアをアップグレードするときには、なるべくOSからクリーンインストールすることにしているので、昨日から2日がかりでPowerMac G5とiBook G4をリストアしました。
 考えてみると、家の棚にはATOKのパッケージが何個並んでいることやら...。長い間院生くずれをやっていたので、長文を書く機会が多く、ことえりのアホさに嫌気がさしてATOKを導入するようになって何年になることやら。Ver. 8からのユーザーなので、バージョン番号だけでも10個進んでいるわけで。たしかMac版はVer.9は欠番だったような覚えがあるから、少なくとも9回もアップグレードしていることになる。アップグレードにかけた値段なんて怖くて計算できません。年貢みたいなもの、と割り切ってます(笑)。
 さて、前置きが長くなったけれど、今回のバージョンアップの目玉はいろいろあるので、詳しくはこちらを参照してもらうとして、個人的に一番期待していたのが「動作の高速化」。「入力の基本である動作の軽快さ」を実現するために最適化を図ったとのこと。バージョンアップさせるために新機能を満載させて、結果的に動作が緩慢になっていくという最近のソフトウェア業界の開発傾向にはどこか違和感を感じていたし、何よりも限られたリソースを効率よく使えるようになるわけだから、こういった改良にこそお金を払う価値があるんじゃないかな、と思うわけで。裏を返せばインプットメソッドというソフトウェアがかなり突き詰められてきて、新機能として付け加えるべきめぼしい機能が見つからなくなってきた、ということなのかもしれないけれど、軽快さを追求しようという英断を下したジャストシステムには拍手です。
 で、その結果はというと、かなり改善されている、と感じました。テキストエディタとかの軽めのソフトでは今まででもけっこう軽快に入力できていたのだけれど、Microsoft Word級のモンスターソフトになると、タイピングに画面表示が追いつかないことが多く、結果的にタイプミスが増えることにつながっていました。新バージョンではタイプした文字が遅延なく画面に表示されるようになった。特に能力が低めのiBook G4ではその効果を強く感じます。ことえりやEG Bridgeでももたつくことが多いので、大部分がWordに原因があると思っていたのだけれど(実際にそうなんだろうけど)、インプットメソッドの改良でこれだけ改善されるというのは正直びっくり。いやほんと、ジャストシステムよく頑張った、といいたいです。
 あとうれしいのは「訂正学習機能」。ここに例が出ているのだけれど、「お受け取りください」と入力しようと思って、「お受け取り下し亜」と入力してしまうことが実際によくあった。「sai」と入力するところを、タイプのタイミングで「sia」と打ってしまってそのまま変換をかけて確定してしまう、と。こいつを学習されてしまうと、Tabキーで入力履歴を呼び出してみると誤変換だらけ、なんてことが多々あったので、訂正後の文章を学習してくれるようになるとほんとうに助かります。いや、落ち着いてタイピングして、確定前にちゃんと確認すればいいのだけれど、これもやっぱり入力がもたつくせいでよくあるミスだったわけで。
 全部あげているときりがないのでこれぐらいにしておきますが、とにかく地味だけど、今回のアップグレードはいいバージョンアップだと思う。何をするにも入力というのは必要な作業なので、ここが改善されることはコンピューティングの体験全体が変わってくると思う。ATOK を使っている方は、是非アップグレードを検討してみてください。あ、べつにジャストシステムの社員ではないですから(笑)。

Power Mac G5_with price楽しかったSummersonic 05が終わり、抜け殻のような日々を過ごしています(笑)。9月17・18日両日に、MTVでSummersonic 05のLive完全版という番組が計10時間にわたり放送されました。まあ、完全版とはいえ、トリのナイン・インチ・ネイルズやオアシスですら3曲分の放送しかしてくれなかったので、寂しい限りですけれども。
 いつものように、スカパー!チューナーとTVキャプチャボックスであるIO DATAの「GV-1394TV/M」(リンクは後継モデルのM2です)とを接続して、計10時間の映像を全部DVフォーマットで録画しました。一日5時間で、およそ60GBのハードディスクを、つまり10時間では120GB近いハードディスクを食いつぶすことになるので、早めに編集しないと、ということで早速手をつけました。
 8月13日分の映像に関しては編集方針は簡単。自分が見たアーティストだけを一枚にまとめようとクリップを切り出して、シーケンス上に配置。全部で53分の映像と相成りました。チャプタも切って、あとはMPEG-2にエンコードをするだけ。
 エンコードにはFinal Cut Studio 5に付属のCompressor 2を使いました。初期設定では60分のエンコード用のプリセットが用意されていなかったので、7.0Mbpsの2パスエンコードの設定を作り、これを適用しました。
 以前使っていた環境(PowerMac G4 + 1GHz Processorカード)では、20分の作品を4本2パスエンコードをかけようとすると、寝る前にエンコードスタートさせて、次の日会社に行き、会社から帰ってくるとようやく終わる、なんてことがざらだった。でも、さすがPowerMac G5、Dual 2.0GHzのパワーなのか、60分の元素材を1時間半ぐらいでMPEG-2エンコードが完了します。いや、ほんとはやい。
 ソースがきれいならもっといいのだけれど、しょせんMPEG-2で放送したものをDVに、そしてまたMPEG-2にと、3段階の劣化をかけてしまっているので、画質は・・・ですが、とにかくこの速さは何事にも変えられません。
 動画編集やる人は、是非、PowerMac G5へ変えてみるといいと思いますよ。Intelがどうの、といわずに...。大丈夫、まだまだPowerPCベースのものは使えますって。

『携帯万能15 for Macintosh』のVer. 3.7.1が公開されました。このアップデータで、待望のTOSHIBA製au端末『W31T』に対応してくれました。実は結構待ち望んでいた。
 というのも、前のエントリで、Bluetoothを使ったデータのやりとりができないことがわかったので、iCalとのスケジュール同期やアドレスブックとの同期は結局携帯万能でやらないとなあ、と思っていたのだけれど、肝心のソフトがW31Tに非対応だったわけで。これでいよいよMacと携帯電話をコラボした使い方ができそうです。

 cdmaOneケーブルを使っても機種の自動判別が行えないのは前からのことなのだけれど、手動設定すれば何の問題もなくデータのやりとりができます。以前使っていたやっぱりTOSHIBA製au端末『A5506T』(液晶がおじゃん)では、アドレス帳のグループ名が引き継がれなかったが、3.7.1+W31Tではグループ名もしっかりと読み込んでくれる。逆に、携帯万能では付属のケーブルを買ってもモデム機能は使えないとのこと。まあこれはBluetoothのほうが対応しているプロフィルなのであまり気にしないでおこう。

 問題はどういう基準でデータを携帯に移すかということ。アドレスブックには、名刺交換をしたほとんどの人のデータが入っているのだけれど、そんなのを全部携帯に入れるのはちょっと非現実的だなあと思うわけで。
 iTunesみたいにスマートプレイリストなんかがあって、携帯番号がわかる人だけをリストアップしてそれだけを携帯に書き出すってことができれば最高なのだけれど。iClalはとりあえず全部つっこんでみようと思っています。
 ちなみにMac用携帯電話ソフトってどれくらい売れてるんだろう、携帯Syncと携帯万能にはどれぐらいのシェアの差があるんだろう、気になるところです。やっぱりReudoのほうがMacサポート歴長いから、そのあたりで評価されているのかな。
個人的にはすでに3代目のソフトなので、操作も機能もこなれてきて、いい感じで仕上がってきたと思うけどね、『携帯万能15 for Mac』は。

昨日、仕事場を出たのはほぼ日付が変わるぐらいの時間でした。会社にはもちろん誰もいいなかったので、耳にiPod nanoを付け、大音量でガンガンと音楽を聴いていました。機械的な作業をずっとやっていたので、なんだかはかどるはかどる
しまいには、Earth, Wind& Fireの『Let's Groove』がかかってノリノリになっていたところを、次になぜか椎名林檎の『本能』が。んでその次がHousemartinsですよ。Shuffleに負けるとも劣らない、選曲むちゃくちゃっぷり。
 とノリノリになっていたら、曲の途中で突然iPodが落ちた。画面を見てみると、アルミテクスチャ月のリンゴが画面に出ている。たぶんリセットされたんだと思う。
 4時間ぐらい連続大音量で聞いていたせいかなあ。初期不良だったりするとやだな。
 

iPod nanoの再生ウインドウ
メインで使っているiPodはClickwheel 40GBなので、ディスプレイはモノクロ。なので、iPod nanoが僕にとって初めてのカラー液晶搭載iPodなのです。なんだかこう、おおざっぱでいい加減な性格をしているくせに、こういうライブラリはきちんと整頓されていないと気持ちが悪いというひねくれた人間なので、iPodのライブラリに登録されている曲/アルバムには、きちんとアートワークを貼り付けるようにしています。なので、カラー液晶モデルについて、以前から「いいなあ」と思っていた機能が実はアートワークの表示機能だったりします。
 実際にiPod nanoに表示をさせてみると、かなりいい!写真はColdplayの最新シングル『Speed of Sound』を表示させてみました。iPod nanoの画面は対角1.5インチという小ささなので、アートワークに鮮明さは感じられないけど、なんだかこれまでチマチマとライブラリを作り上げてきた成果が感じられてうれしい気分になります。現在のライブラリの総容量は24GB。メインのiPodの残りは13GBほどなので、これが埋まり尽くしたら、今度こそカラー液晶モデルを買うぞ、と心に決めてみた(っつーか、もうモノクロモデルないし)。
iPod nanoの歌詞表示ついでに、iTunesの新バージョン『iTunes 5.0』からサポートされた歌詞機能もチェックしてみました(実はMP3のタグもだいぶ前から歌詞のメタタグをサポートしていたので、やっと対応したか、という気がするのだけれど)。該当のトラックで「情報をみる」を選択すると、「歌詞」というタグがあるので、ここに歌詞を打ち込む。するとこれがiPodの画面で表示されるようになります。表示の仕方としては、再生中にホイール中心にあるボタンを4回押すだけ。この歌詞もColdplayの『Speed of Sound』のものです。
 しかしこの機能、たぶんまだiPod nanoにしか付いていない機能なんだと思う。もともとサポートしていたタグだし、旧iPodでもファームのアップデートで対応できるはずなので、Appleさんには是非対応してもらいたいものです。と、すでにiPodを5台購入している僕がお願いしています(笑)。ヘビーユーザーのお願いは取り入れてね、Appleさん。あと、iPod上でのプレイリストのフォルダ表示もお願いします(笑)。
 歌詞は、Dashboard Widgetの「Sing That iTune!」がかなり便利。iTunes 5.0のアップデートにあわせて、こちらもバージョンが2.0に上がり、なんと曲の歌詞を自動でiTunesの曲のメタタグの中に埋め込んでくれるようになりました(むろん設定すれば、ということなので、強制的に埋め込むわけではありません)。このソフトにはかなり助けられた、というか、楽しませてもらっているので、本当にうれしいアップデートです。是非おすすめ。

ipodnano_468-60.gif

さて、先日衝動買いしたiPod nano。どう使おうかと考えてみたんだけど、やっぱりこれまでのShuffleの使い方を踏襲することにしました。
 僕がこれまでにやっていたShuffleの使い方はこちらに書いているとおりなんだけど、すでにこのShuffle用のプレイリストも900曲を超えているので、もちろんiPod nanoには全部入れることはできません。なので、このプレイリストをベースとして、さらにiPod nanoのマスタとなるスマートプレイリストを作ることにしました。

条件1 コメントが シングル を含む
条件2 上限 1800MB 選択方法「ランダム」
条件3 チェックボックスがある曲のみ
条件4 ライブアップデート

「SetList for nano」と名付けたこのスマートプレイリストで、シングルヒットのプレイリストからランダムで1.8GBまでを引っ張ってくることができるようになります。で、iPod nanoの設定を、「SetList for nano」だけを同期するような設定にする、と。これで大容量Shuffleの出来上がり!!

と思っていたのですが、一つ問題が発生。このプレイリスト、自動ではランダムに更新されないのです。Shuffleは「オートフィル」という機能が用意されていたので、このボタンを押すたびに自動でランダム選曲をして本体にデータを移し込んでくれていたので楽だったのだけれど、更新されなければ、常に同じプレイリストを聴いているだけになっちゃうわけで。

 自動で更新するにはどうすればいいかいろいろと悩んでみたところ、プレイリストに入っている曲をすべて選択してプレイリストから削除すると、自動的にランダムで選曲し直すことが判明しました。かといって、いちいち手で「全曲選択→削除」なんてまどろっこしいことはしたくないので、自動的に「Set List for nano」プレイリストの曲を削除するApplescriptを書くことにしました。
このApplescriptはとっても簡単。たったの4行でできます。これを実行してiPod nanoのアップデートを実行すれば、データがガンガンと置き換わってくれます。メニューバーにScript Menuを配置して、そこから実行できるようにしました。

 いやあ、これでなんとか大容量Shuffleみたいな使い方できそうだ。そう考えると、Shuffleってけっこう遊べるんだなあと今になってつくづく思います。

作ったApplescriptは下においておきますので、自由に使ってください。たった4行のコードだし、自分で使うことしか考えてないのでエラー処理も全くしていません。著作権を主張するなんて馬鹿なことはいわないので、自由に改変してけっこうです。

iPod nano Setlist Flasher(129K)

いや、わかってるんですよ、ほんと。自分でも物好きというか、散財というか、無駄遣いというか…。
そう、買っちゃったんですよ、iPod nano。これで何台目のiPodかっつー話ですよね。初代iPod→iPod TouchWheel 15GB→iPod ClickWheel 40GB、までは純粋にHDDスペースが足りなくなってしまったという理由で買い換えてきたのだけれど、そこからiPod Shuffleを買い足し、さらにiPod nanoです。少なくともShuffleとnanoは余計ですよね(笑)。
 昨日の夕方までは「あ、そういや明日スペシャルイベントあるんだなあ」と思っていたんだけど、夜にはそのことは一切忘れていた。んで、今日の朝、会社に行ってMac起ち上げてSafariを開くと、Appleのページに見慣れない変な写真が。「iPod nano...?」miniより小さいからnanoなのか...。
Apple Linkageとかを見ていれば、miniがディスコンになってフラッシュベースのものに置き換わるという噂は聞いていたわけだけど、miniはあのカラフルであることに人気とアイデンティティがあると思っていたので、正直カラーパターンを白と黒のみにしたのは意外でした。それでも、「ふーん」ぐらいにしか思ってなかったんですわ。それが何の因果か今日は有楽町のクライアントのところから直帰になってしまったので、どうせnanoの発売日で人がすごいだろうから、冷やかし半分で見に行ってみようとAppleStore Ginzaに向かったのが運の尽き。
AppleStore Ginzaに着くと、やはり予想通りの人の山。しかもnanoが展示されているところに人がどわっと集まっていて、大変なことになっていました。よくよく見ると、なんだかんだ人も多いし、レジは列になっているのだけど、在庫は潤沢の模様。「Appleもいろいろと勉強しているなあ」(これまで新製品はすぐに品薄で改善されるまでに時間がかかっていたからね)と思いながら、僕も人の間をぬってnanoのブースに行きました。そこでやられてしまったわけっす。
 何にやられたかというと、フィーリングが初代iPodにものすごくよく似ていたから。透明のポリカーボネートにあつくコーティングされているところとか、少し角張ったデザインとか、そういうところが初代のiPodを彷彿とさせるものでした。
 思えば、いまとなってはiPodが音楽とふれあう機会をかなり増やしてくれたんだなあとつくづく思う。最初はRio 500というMP3プレーヤーを買って、いちいちスマートメディアを入れ替えなきゃいけなくて面倒くさいなあと思っていたところにiPodが出た。Rioのせいで、MP3プレーヤーというものにあんまりいいイメージを持ってなかったので、「こんなの出して大丈夫か?」と思いつつも買ってみたら、ものすごい便利でした。そして今の音楽生活があるわけ。iPod nanoはそんな初代iPodを想起させてくれたわけです。
前置きが長くなってしまったけど、買ったらiPod nano特製の紙袋に入れてくれました(写真1)。パッケージはShuffleのパッケージを思い起こさせるような薄さ。こうしたパッケージのデザインもAppleはつくづくうまいと思う。外から見ても、薄いものだということがよくわかるし。実際に出してみて、nano、Shuffle、携帯電話(TOSHIBA端末W31T)を並べてみた。やっぱり驚くほど薄く、軽い(写真3)。
 で、問題の使い方なんだけど、まだ検討中(笑)。iPodのいいところは、保存したい曲を手でドラッグ&ドロップなんて鬱陶しいことをしなくていいところだと思っているので、手動で管理なんてことはしたくないな、と。感覚的にはShuffleの大容量版として使いたいのだけれど、Shuffleのようなオートフィル機能は用意されていない。すでにライブラリは25GBを超えようとしているところだから、むろん全部の曲は保存できない。というわけで、現在はとても中途半端な使い方しかできそうにないです(笑)。
 とりあえず、ライブラリ全体からランダムで1.8GBの音楽を引っ張り出すスマートプレイリストを作り、それをベースにnanoに曲データを移してみました。音はShuffleよりも全然いい。やっぱり金属の筐体使っているし、可動部分が少ないおかげでノイズも少ないのかな。あとはこのランダムで作ったスマートプレイリストが起動するたびにShuffleされるような仕組みがあれば、nanoはビッグShuffleとして活用できるんだけどな。
 ちょっといろいろと考えて実験をしてみようと思ってます。値段は2万ちょいだけど、その元を取るぐらいの勢いで楽しまないと、嫁に何を言われるかわかりませんから(笑)!。

以前のエントリにも書いているように、僕はいろいろとマウスを買って使ってみるのが好きです。最初のマックを使っていたころも、純正角マウスの黒ボールのモノがいいと言われて秋葉原に探しに行ってみたり、もうすでに、「あれがいい」と言われるとあちこちと浮気をする、てな感じの使い方をしています。
 現在は、主に自宅でiBook G4を使うときには純正のMighty Mouseを使っています(外に出るときはBT-500というbluetoothマウス)。使っていていろいろと問題が発生しています。
・まず、自宅で使う場合には、AirPad Proのクリスタルホワイトというモデルのマウスパッドを使っているのだけれど、こいつがけっこうカーソル飛びを起こす。これは相性なのか、それともMighty Mouse内の工学センサーが糞なのかはわからない。
・1ボタンマウスで、押す場所を感圧して処理を変えるタイプの機構を持つマウスなので、ちょっと手とマウスの接地面を変えて左クリックをしようとすると、たまにDashboardが走ってしまうことがある。
・マウスの位置を変えようと中央をつかんで一度マウスを上に上げると、突然Expos?が走り出すことがある。

たぶん、手とマウスの接地面を完全に決めてしまい、その状態でずっと動かしていれば上のような誤動作は起きないんじゃないかな。僕もそうなんだけど、できることはすべてキーボーーどのショートカットですませてしまいたい、なんて人は、ときたまキーボードから手を離し、マウスを握る。そんなんときに、マウス握りのずれが起こり、誤動作を発生させてしまうのではないかと思ったりしてみます。実際僕がそう。ほとんどはキーボードショートカットで作業をするんだけど、勉強不足でマウスを使わなければならない段階になってはじめてマウスをさわることになる。そうすると誤動作が起きやすいんだ。
 それとは逆に、Webブラウズのように、あんまりキーボードに集中せず、マウスを適度に使うようなアプリケーションであればこうした不具合というか誤動作は発生しないので、「Mighty Mouse」はホールドをする位置、が大変重要なファクターになっている模様です。

ただ、いろいろと見て、つかってかんじたことなんだけど、僕の手には、純正マウスぐらいの高さと形状のマウスの方がしっくりとくる。手首の位置とか、それゆえの操作感の自然さなどは群を抜いてよいと思う。最近のマウスはみんな甲高になってきてしまったし、そういうマウスを使っていると、いくら機能性に優れていても、結局は持病の腱鞘炎を再発させてしまう...。簡単に言えば、こういう仕事向いていないということなんだろうけど(笑)。

が、某巨大掲示板を中心に、「MightyMouse」はクソ発言なんてモノも起こっていますが、「いま純正のワンボタンマウスで、ボタンを増やしたマウスに変えたいんだけど。。。」って人が他のMSやらLogicoolのを見てごっつくて使いづらいと思うようなら、正直買いになるんじゃないかな、と思っています。

もしこの意見が参考になって買った人がいれば、コメントしてくださいね。

マクドナルド広告
マクドナルドのトレー広告より。ファーストフードで使われている野菜は種まきから収穫までのスピードも早い、なんて誰が思っているんだろう(笑)。効率優先で農薬ばんばん使ったりはしない、もっと自然の力に任せる、というのがスローライフの考え方だと思うんだけど、そんなことはどこにも書いてない。「野菜はただゆっくりと土の中で収穫を待っている...」って、当たり前やんか!

いまだに夏フェス終了後に襲われる「夏フェス後脱力症候群」から抜けられていないため、最近はblogのほうもなかなか更新できませんでしたが、久しぶりに動きがありましたので更新します。
 きっかけはやっぱり「夏フェス」。そう、9月からいろいろなところで夏フェス完全版の放送が始まります。今年の夏フェスで注目していたのは、
・FUJI ROCK FESTIVAL
・SummerSonic 05
・Rock in Japan Festival
・Rising Sun Rock Festival
の4つ。最初の3つは日程が続くため、結局Summersonicを選びましたが、気持ちだけは全部行きたかった。Rising Sunにいたっては、北海道でやるので、さすがに遠くて行けません...。
で、この4つのフェスティバルの放送が、WOWOWやらMTVやらMusic ON TVやらで放送されるわけです。それぞれが5時間とか、10時間の放送をするわけだから、Macで編集するためには膨大なHDDの空き容量がいるし、さらにそれをDVDに書き出すので、DVDのソースファイルも5GB前後の容量を食う。となると、結論「HDDの容量、やばくないか?」。よく見ると、旧PMG4時代に使っていたATA-100のディスクが60GB/80GB/120GBの3本余っていることに気づく。これをなんとか有効に活用できないか、ということでパーツを探しに行きました。
Vipower社製リムーバブルHDDフレーム(プラスティック)3本それぞれに外付けのケースを買うという選択しもあるのだけれど、正直これ以上スペースがない。ので、もう一つ考えていた、「5インチケース」を買い、リムーバブルフレームをそれに装着して、HDDにはそれぞれラックをつけておく。これで常時Macまわりにある周辺機器はリムーバブルケースだけ、という形になって少し精神的には落ち着くかな、と。
 で、選んだのは、KEIANの5インチドライブケース『KD550C/BK』。筐体はブラックで、USB 2.0とIEEE1394aのデュアルインターフェースが特徴の5インチドライブケースでした@5,900円。このドライブケースに入れるリムーバブルHDDシステムは、ほぼ値段で選んだ。というのも、あくまでこのシステムに入れるデータは、取り込み用の内蔵ディスクがいっぱいになってしまうのを防ぐために用意するデータ待避用のスペースであると割り切っているから、信頼性に関しても耐久性に関しても、「それなり」のものでいいのです。ので、リムーバブルフレームにはVipowER社の『VP-10』シリーズを選びました。フレームが840円、交換用のトレーが630円という破格の値段。実際に入れてみると、ケースの奥行きが少し足りないので、フレームを固定するねじ穴がずれてしまっている。このあたりは元がプラスティックなので、ヤスリやらニッパーやらを使って、ぐりぐりと削りまくってあうように改造しました。

 あまったHDDに関しては交換用トレーに入れてとりあえず保存。置くスペースがあんまりなかったので、TVキャプチャボックス『GV-1394TV/M』の上に一時的においておくことにしました。
Hot-Swap対応とのことで、FireWireに接続して、カートリッジを装着すると、無事にデスクトップにHDDがマウントされます。すぐにマウントを解除し、カートリッジを引き抜いて、別のカートリッジを差し込む。すると、120GBのハードディスクのうち、75GBしか読み込めていない。どうも、カートリッジをアンマウントしただけではだめで、一度カートリッジを抜き、筐体の電源を再投入した後にカートリッジを入れ直さないと行けない模様。でも、そうした手続きをちゃんと踏めば、何の問題なく使えることがわかりました。
 とりあえずこれで夏フェス番組の録画に必要なHDD容量の確保ができました。総勢、内蔵160GB+250GB/外付けHDD120GB(もろもろデータ入り)・120GB(ソフトウェアが満載#割れじゃないですよ、買ったソフトをリカバリ用にイメージで保存してあるんです)・120GB(ほとんど空き)+リムーバブル(60/80/120GB)があればなんとか乗り越えられるでしょう。
 編集がんばんなきゃ!