2006年1月アーカイブ

Internet Explorer for Macさようなら、Internet Explorer。まえのエントリでふれておいたように、MicrosoftがMac版Internet Explorerのサポートをやめ、配布すらやめてしまうというニュースがあったけど、そのとおり、サイトからダウンロードのリンクがはずされていました。とはいえ、まだ直リンなら落とせるようだったので、最終版はとっておこうと思い、ダウンロードしてみた。

MSのソフトだからという理由だけで嫌う人も多かったと思うけど、なんだかんだとてもお世話になったソフトだと思います。OS 9からOS Xへの移行期をデフォルトのウェブブラウザとしての役割を果たし、純正のブラウザが出るまでの空白期間を穴埋めしてくれいたわけで、いまでもWIn IE用に書かれたページなどでは、実はもっとも再現性の高いブラウザだったりする。その意味では、サブのブラウザとしてはまだまだ利用法があったんだろうけどな...。ブラウザは早さもデザインも重要だけれど、やっぱり「書かれたページ」をかなりの確率で忌憚なく表示することに第一義的な意義があるのだとしたら、InternetExplorerはまだまだ現役だと思うのだけれど。これをつかったビジネスのようなものが考えられなくなってしまったからなのかなあ。それともWinではIEはデスクトップのブラウザの用も足しているから、Safariもいずれこうなっていくだろうという読みがあるのか...。それなら純正でブラウザを開発しておく意義もあるものんな。

とりあえず落としておいたものをここここにおいておこうと思っています。いつか必要になるときがくるから。

TAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD ASPHERICAL [IF] MACRO A14E キヤノンマウントTAMRON AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD ASPHERICAL [IF] MACRO A14E キヤノンマウント

 そういえば昨日のロケハンでは、昨年末に手に入れたタムロン製18-200mmレンズを初めて使ってみた。キスデジに装着したままだとカメラのケースに入らなくなってしまったので、ケースを買うまでは使うのをやめようと思って忘れてしまっていた。このレンズを使うまでは、純正のデジタル専用レンズ『EF-S 18-55mm』を使っていたのだけれど、なんだか絵がのっぺりしているなあと感じていたし、何よりも望遠が足りなかった。かといってカジュアルに持ち歩けるのがキスデジのいいところなわけなので、わざわざ何本もレンズを持ち歩くのもどうかと思っていて、その結果行き当たったのは一本で広角も望遠もカバーできる焦点距離を持ったこのレンズ、というわけ。

 同じ倍率のものは、同じくレンズ専業メーカーであるSIGMAからもでているのだけれど、つるっとした初代キスデジのデザインとはちょっとあわなかったし、こちらのほうが値段が高い。また、僕が初めて自分で買ったカメラ(EOS Kissの初代)にシグマのレンズがついていて、たいして使わないうちにぶっ壊れた経験があったので、心のどこかでSIGMAは避けようと思っていたのかもしれないけど。

装着した感想ですが、まず何より、「デザインがイケている」。カメラの外観から入ること自体がヘタレカメラマンの証なのかもしれないけど、安っぽいEF-Sレンズに見慣れてしまっているせいか、レンズ全体の作りがかなりゴージャズでズッシリしている。少し望遠側にレンズを出しておいておくと、10万で買えるカメラじゃないみたいだ。
 また、重さもちょうどいい感じになる。キスデジ+ EF-Sの組あわせでは、ちょっとカメラの重量が足りずに固定しづらかった。今度のレンズは重く、重心がはっきりと前にできるので、後ろをしっかりと支えることでカメラの位置を安定させることができる。体へのフィット感はやっぱり重要なんだなあと再認識した。

 肝心の画質ですが、どちらかというとかなり素直な絵作りをするレンズみたい。色の再現性もそこそこで、とにかく素直な絵を作ってくれる。あとから結局レタッチをかけてしまうわけなので、そういう意味ではベストチョイスのレンズなのかもしれない。デジタル専用レンズだから変なケラレとかもないし。

が、使っていてなんか変だなあと思っていた点は、さっきやっと気づいた。そう、レンズが移動するときの回転が純正のモデルの逆なんだな。だから、レンズの支え方に気をつけないと危険かなと思っています。

 暇になったら、純正のEF-Sとタムロンレンズを、同条件で同被写体を撮影して、どんな違いがあるのか、ゆっくりと検証してみたいなあ。ちなみにケースはエツミ E-3272 ウィナーガンホルダーSP ダークグレーを買ってみました。サイズはばっちり。

ともかく、頻繁にレンズを変えたり、レンズを何本も買う金がない人にとっては、このモデルはベストチョイスのうちの一つになることは問題ないかと思います。

鍛冶橋の猫

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鍛冶橋の猫
明日の撮影のため、丸の内近辺をロケハンに出かけました。ふらっと歩いていたら、柵の向こう、大きな駐車場の中に、真っ黒い猫がひなたぼっこをしていました。久しぶりに猫写真ゲットかと思い近づいていっても、逃げる様子もなくじっと僕のほうをみていました。けっこうかわいい&きれいな猫でしたが、柵が邪魔して眼が隠れてしまった...。思いっきり逆光だったし、撮影条件はしんどかったっす。

ipod_224-100.gifいろいろと内職が忙しくてご報告が遅れてしまいましたが、去る1月17日、なんとiPod 5Gをゲットしてしまった。いろいろとストレスがたまっていたのか、AppleStoreをボーッとみていたらつい手が滑ってポチっとしてしまったわけで...。1月20日でようやく内職が終わりましたので、それまで使ってみた印象などをいろいろとレビューしてみようと思います。

まず、一番心配だったのが、母艦とのシンクの問題。このモデルから、FireWireでのシンクができなくなってしまい、USB 2.0だけになってしまった。これまでは、母艦であるPowerMac G5のFireWireポートにリピーターを接続して、そのリピーターにDockを接続していたので、Macの電源を落としていても、リピーターには送電されているのでiPodが充電できていた。が、USB 2.0経由でしかシンクできなくなってしまったので、DockをUSBポートに刺さざるを得なくなってしまい、iPodに充電するときは常にMacを立ち上げておかないといけなくなってしまった。PowerMac G5の消費電力が大きいことを考えると立ち上げっぱなしにするのはあんまり精神衛生上好ましくないんだよなあ...。Macの電源を落としても給電できるUSB 2.0のハブがあればいいのだけれど、誰かそんなハブしらないかしら。情報をお待ちしております(笑)。あと、やっぱり転送速度遅いよ、USB2.0...。ライブラリはすでに7,000曲を突破しているので、最初のシンクの時は、iPodに曲を移すのにかなりの時間がかかりました。う〜ん。

iPod 5GとiPod(ClickWheel)つづいて、これまで使っていたiPod (ClickWheel)との比較を。右の写真は、iPod 5G 60GBとiPod(ClickWheel) 40GBとを並べて撮ったものです(ISO 1600で撮っているのでノイズが乗っているけど勘弁してください)。60GBモデルのものでも、前モデルと比べるとかなり薄い。その分横に広がっているので、体積的にはあんまり変わらないんじゃないかなあ、かなりズッシリとしている。前モデルは全体的に丸みを帯びた筐体デザインだったわけだけども、今モデルからは表面のエッジができたわけで、そのあたりもなんだか存在感というか、手に持ってみたときのズッシリ感を感じさせる要因となっているのかもしれません。
 iPodのインターフェースの肝であるクリックホイールは、前モデルと比べてかなり小さくなっている。このあたりは手の大きさが人それぞれ違うので使いやすさの印象が異なってくる部分だとは思うけど、僕の手にはそんなに違和感なくなじんでくれました。が、感度がかなり上がっているような気がする。ので、操作の時にカーソルが行き過ぎてしまうことが多々あります。これは使っていくうちに慣れるでしょう、きっと。
 いろいろなところでいわれているように、iPodはとても傷つきやすいです。表面のポリカーボネートは基本的に柔らかい素材だし、職人技の裏面ステンレスも、細かい傷がかなり目立ってしまう。僕の性格が神経質なわけではないと思うけど、できるかぎりその辺はきれいに使っていたいと思うわけで、歴代のiPodにはかならず液晶保護シート、ホイール保護シート、そしてシリコンジャケットを愛用してきました。5G対応のものはまだあんまり数はそろっていないようだけど、今回はパワーサポートからでているiPod 5G シリコーンジャケットセット 60GB用@2,680円(amazonでは2,166円で買えます)をゲット。シリコーンジャケット、液晶保護フィルム、ホイール保護フィルムをすべてセットにしてこの価格なのでかなりお買い得です。しかもシリコーンジャケットをしたままDockにさせる優れものです。

で、5Gの最大の特徴であるビデオ再生機能ですが、これまでiTunesにつっこんでいたビデオクリップがなぜかiPodに移すことができない。原因を調べてみると、どうもiPodで再生できるビットレートを超えていることが判明。せっかく時間のかかるH.264でエンコードしておいたのに...。動画機能については、また機を見てレポートしてみます。

COMBO nano 秋葉館オリジナル 2.5" HD FireWire400 & USB2.0 Case [AKB25FU2]
PowerBook G3 (Lombard)を使っていた頃から利用していた2.5インチHDDケース(DivCo製MOMOBAY CX-1)の調子が悪くなっていた。どうも、データをコピーし、つないだままで放置しておくと、ドライブ自体がスリープモードに入ってしまい、OSがそのスリープを起こせなくなっているかんじだ。反応がなくなってしまうので、ひたすらレインボーホイールが回る続ける。う〜む、困ったものだ。

センチュリー Combo nano FireWire 2.5インチハードディスクケースというわけで導入したのが、秋葉館オリジナルのUSB 2.0・FireWire 400のコンボケース『Combo nano』。デザインもPowerMac G5のような、アルミ+パンチングメタルの構造だし、転送チップもMacとの相性が抜群でスピード・安定性に勝る「Oxford Semiconductor」のFW911を搭載。しかも値段が4,980円なのだというのだから、これはもうプライスパフォーマンス抜群だと。写真右の黒手帳も付属品としてついてくるもので、皮(人工皮革ですが)製のがっちりとした作りをしていて、コードを収納できるポケットなどもついていて気が利いていますわ。
 ちなみにUSB 2.0だけのものなら、自作PC系のパーツ屋で1,000円台で売っているものもあるのだけれど、こちらは恐ろしく安っぽい&デザインがひどい(笑)。

Oxford Semiconduuctory製チップ FW911ねじ四本を外すと、ガワがとれて中の基盤とフレームが見えるようになります。その基盤上には、どうどうと真ん中にFireWireチップ「Oxford Semiconductor FW911」の文字が。う〜む、やっぱり4,980円は安いよなあ。HDDの装着はきわめて簡単。基盤のソケットにATAのピンをブッ刺し、ダイキャストを当てた上で裏からねじ止めをすることで、HDDの固定が完了する。んでもって、外側のねじ穴と、中に見えるダイキャストのフレームとをさらにネジドメすることで、完全に固定されるような仕組み。電源を入れると、前面のパンチングメタルから青色LEDが駆動をしていることをお知らせしてくれます。
 今日のような寒い日には、正直触ってるのもつらくなるぐらいに冷たくなります、このケース。それがまたHDDを熱から守るという意味でとても安心。製品の作りも、激安商品とは思えないくらいにしっかりしているので、大満足です。iLife 06をインストールするために、一度OSをサラの状態にしたかったので、iBook内のデータをすべてバックアップしておいたけど、データの書き込みも読み込みも、前のMOMOBAYに比べたら断然速いっす。家に2.5インチのHDDが転がっていたら、これを買って外付けディスクとして活用させるべし!とお勧めできる商品でした!

これってネタだよなあ。バカウケでした。以前に深夜でやっていた「ワールド・ダウンタウン」という深夜番組を思い出しました。

最近難聴気味になった気がする。それはひとえに、SONY製『MDR-EX51LP(W)』の、重点音と高音をやけに強調する、いわゆる「ドンシャリ」サウンドになれてしまったせいかもしれない。いつも大音量で聴いているし。コードの根元がたばこの火で焼き付けられているのもあり、そろそろ限界かなあと。今度はもっと耳に優しいヘッドフォンを選ぼう。

Pioneer SE-MONITOR8Pioneer SE-MONITOR 8
ということで見つけてきたが、Pioneer製のDJヘッドフォン『SE-MONITOR8』だった。変な強調がなく、とても忠実な音が出ます。しかも高音や低音、中音も、それなりな広がりを持ってしっかりと耳に入ってきてくれる。メタルを採用したフレームも高級感があり、ちょっとやそっとじゃへこたれなさそうな堅牢な作りをしているのもGood。さらにいいのは、ケーブルが着脱式になっていて、1mのステレオミニプラグのケーブルと、3.5mのステレオミニプラグのケーブルがついていること。コード部分にコードを取り外すための機構を持っていて、用途に合わせてジャストサイズのケーブルを選択することができるわけで。
 というわけで、amazonにて頼んでみました。どんなものがくるか楽しみです。

Mac World Expo 2006

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さて、今年もこの時期がやってまいりました。Appleユーザーが新製品に飛びついて、そのお布施の額で信者の度合いを問われる季節です(笑)。そう、Mac World Expo 2006です。

●PowerBook → MacBook Pro
MacBook Proかねてよりウワサされていたのが、このエキスポで、intel CPU搭載のMacが発表されるのではないか、ということ。去年のWWDCの時は「コンシューマーモデルを先行してintel対応する」と言っていたから、iBookかMac miniが先かなあと思っていたのだけれど、なんと真っ先に発表されたのはPowerBookのリプレース。しかも名前が変わった、MacBook Proだって。う〜ん、微妙な名前。考えてみれば、ハイエンドのPowerBookはここのところ、微細なクロックアップでごまかされてきた観があったし、劇的な速度変化がなかあったもんな、それだけ高速化の要望が多かったのかな。
細かいチップの変更点はともかくとして、大きく変わったところは


  • intel Core Duoプロセッサ搭載
  • iSight内蔵
  • FireWire 800ポート消滅(!)
  • PCMCIAカードスロット消滅(!)かわりにExpress Slot搭載

といったところ。びっくりしたのはFW800ポートがなくなってしまったこと。これはどうも、搭載しているintelの945チップがFWをサポートしていないことが原因みたいだけど、なんとかして載せることはできなかったのかなあ、と思う。プロユースでiSight内蔵を喜ぶ人はあまりいないと思うので、その分FW800ポートの搭載に回してもよかったんじゃないかしら、と思ったりするわけで。個人的にはノートはメインマシンにはならないと思っている派なので、サブ機としてはiBookで十分だからまあどうでもいい(失礼)んだけども、どうもUSB経由でHDDのような記憶装置をつなげるのって心配なんだよな...、速度的にもUSB 2.0よりもアドバンテージがあるわけだし。

●iMacもintel CPU化
この間アップデートしたばかりのiMacもintel CPU化されました。グラフィックチップの変更(ATI Radeon X1600グラフィックプロセッサを搭載)以外は、PowerPCの前モデルとほぼ変わりないようですな。

●iLife 06発表
iLife 06恒例となったiLifeのアップデート、今回からはiLifeの内容としてiTunesがはずれ(まあ、無償で配っているわけだから当然といえば当然だ)、これまでの各アプリがアップデートされた上で、iWebという新しいソフトウェアが加わりました。この中で特に気になるのはiPhotoとiWebかな。
 まずはiPhoto。今回の目玉はたぶん、フルスクリーンでのエディットが可能になったこと。基調講演を見る限りでは、どうも先に発表された『Aperture』の機能限定版的な扱いになっている感じ。トランスペアレントなパレットが浮き、写真をフルスクリーンで表示しながらエフェクトをかけたりできるようになったらしい。扱える写真の総枚数も25,000枚まで増えたとのこと。当然パフォーマンスが上がっていると期待しましょう(笑)。
 もう一つの気になる点がiWeb。.Macの一つの機能として、ウェブ公開のディスクスペースをもらえるというのがあるのだけれど、どうもオンラインのエディタを使ってテンプレートを編集する、というスタイルでページを作るので、イマイチ使われていないのかもしれない。iLifeアプリケーションが持つ写真やムービー、音楽をミックスしてオフラインで公開しよう、というコンセプトのソフトみたいだ。.Mac Recomendedとあるけども、どうも仕様を見る限りでは.Macに限らずに使えるみたい。仕事柄、HTMLエディタにはやっぱり関心がある。まあ、テキストエディターがあれば十分なんだけど、基本のレイアウトを組むのにはグラフィカルなインターフェースでやった方がはかどるので、実際に触ってみて、どのようなコードを書くのか見てみたいなあ、と思ってます。
 あと重要な変更点は、それぞれがintel CPUにも対応した『Universal Binary』で出荷されること。

●iWorkもアップデート
iWork 06ワープロソフト『Pages』とプレゼンテーションソフト『Keynote』で構成されていたiWorkもアップデートされ、それぞれ『Pages 2.0』、『Keynote 3.0』となりました。新機能としてはそれぞれ単体で写真のマスクにマスクをかけられるようになったり、3Dのグラフに対応したぐらいで、基調講演ではかなりさらっと流されてしまっていた。

●その他もろもろのアップデート
intel CPUマシンの発表に合わせ、『Mac OS X 10.4.4アップデート』、『QuickTime 7.0.4アップデート』、『iTunes 6.0.2』、『iPod Updater 2006-1-10』がそれぞれ発表されています。新しもの好きの僕は、危険も顧みず一気にアップデートしてみました。結果は、会社のPowerMac G4(AGP)、自宅のメイン機PowerMac G5 Dual 2.0GHz、サブ機のiBook G4ともにな〜んの問題もなし。

●というわけで予定のお布施
という感じで、今回のエキスポはそのタイトルの通り、久しぶりにiPodではなく「Mac」およびそのソフトウェアの発表がメインでした。intel CPUは気になるものの、現状ではほとんどのソフトウェアがトランスコーダー「Rosetta」経由での動作になるし、何よりも昨年10月にPowerMac G5を買ったばかりの僕には「金がない」。ので、ハード関係は待ちという結論にすでに決定しています。ソフト関係では、iLifeは確実に買う。これは決定。問題のiWorkは、ちょっと悩んでいるが、もうちょっと情報が出るまで待とうかなと思ってます。Pagesは、会社で共有が必要のない書類の作成によく使っているので、詳細が気になるところ。というわけで、今回のエキスポによる出費は、8,800円で済みそうだ。信者レベルCですな(笑)。

ネットウォークマンが発表されてから、その広告宣伝についていろいろと文句をつけてきた僕ですが、今回は少し冷静に(笑)、どうすりゃいいのかと。

さて、どうもいろいろなところをみていると、わがAppleのiPod nanoをはじめとするシリーズは順調に売り上げを伸ばしている模様。要はiTunesであって、そのiTunesがどんな古いiPodをも対応しているので、実質は新旧のiPodを買い実換えた場合でも、接続さえすればたいだいすぐに使うためのセットアップは終了してしまうわけだ。

が、nanoと同じ日に発表されたウォークマン、先日になってやっと出荷が始まったと思ったら、かなり評判が悪い模様。まず、iTunesに激似で「大丈夫かあ」とよけいな心配をするぐらいのソフトウェア「Connect Player」がすこぶる調子が悪い。マシンのスペックにもよるが、起動するのに5分ぐらい、すべての局を読み込むのに5〜7分と、尋常じゃない時間がかかっている。その上、ハードと同期をとろうとすると、プレイリストが壊れたりなんなり。ということらしい。まあ、これはみんな某匿名巨大掲示板に投稿された話なので、話を半分に聞いたとしても、バグはそれなりにでているようだね。最終的にはリカバリーをかけるしかなくなった、とか、そんな話も多いしなあ。

ストリンガーCEOが今後も「ハード・ソフト・コンテンツ」を絡めた販売戦略を強めていくとCESの基調講演で言ったらしいが、肝心なソフトがダメ、ハードもソフトのひどさに目立たないけど、ボタンが最初からへこんでいて押しにくい、指が太いとボタンが押しにくいなど、設計上のクレームもいろいろと拾うことができます。こんな状態じゃ、ソニー何を今後求めていけばいいのかわからなくなるんじゃないかな。

いっそのことは、ここは売れ筋ではない商品をあっさりとやめてしまい、未来の残っている商品に経営資源を集中して「まともな」製品を作らないと始まらないような気がする。以前のAppleのように、Appleらしさが経営を少しずつおかしくしていった時期があったように、Sonyも、「Sonyだから」といういまや霧消してしまったようなアイデンティティを捨て、ユーザーが何を求めているかってことに真剣に目を向けた方がいいと思う。

僕は決して前からソニーが嫌いだったわけではない。iPodをこんなに使うようになる前は、すくなからずの台数のウォークマンやディスクマンを使ってきたし、その選択肢はまず「Sony」の製品であること、だった。おかしくなってきたのは「VAIO」を出してPC産業に乗り込み始めた頃からだと思う。自社技術をいろいろと開発して、その自社技術をメジャーなものにするために、数々の発明品が犠牲になった。これが開発ベースならともかく、Sonyという名前を信じて製品を購入した人たちが被害者になったわけだ。ちょっとした情報も開示せず、あくまで「SonyのVAIO持っているならSONY製の周辺機器で全部そろえてね」という感じで展開していったわけで、これがある特殊な層の反感を買ったわけだ。で、実際その製品の寿命が短いことから「ソニータイマー」なんて言葉まで生まれる始末。
 要は、Sonyという会社が何をしたいのか、どんなことをするべきなのか、ということに関して、細かく分社化されてしまった中では統一的な見解が取れないことに原因があるんじゃないのかなと思ったりするわけで。

デジタルプレーヤー一つでも、他社の製品について、ちゃんと理解している?iPodが人気なのはデザインなのではなくて、曲の管理を直感的にできるソフトをしっかりと作って、そこにためたライブラリを特定のハード(=iPod)に移すことで、ライブラリ全部を持ち歩けるよ、というコンセプト、わかるかな。それをまねしようとしたら、デザイン重視の石けん箱とかを作らないで、まず「Connect Player」の開発に時間をかけるべきだともう。その中でハードとの連携を考えながらソフトをもブラッシュアップしていき、絶妙なタイミングで消費者の手に届く位置に置く。これがずっとAppleがiPodでやってきたこと。うわべだけまねしたってダメだって。

猫と絵馬

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猫と絵馬
親父から、正月の初詣で買ったという、田無神社の絵馬をもらった。なんだか南側の窓にかけておくと開運を呼ぶらしい。
もらって自宅に帰り、よく考えてみると、うちには南側に窓がない。う〜む。
とりあえず南側ならどこでもいいかあと思い、猫カレンダーの上にかけることに。このカレンダー、 2004年のものですわ(笑)。黒猫がかわいくてそのままかけっぱなし。

花小金井駅前

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花小金井駅前
拓殖大学付属第一高校が去ってから、駅前の再開発が行われて、昔の面影が一切なくなってしまいました。昔は駅の目の前に立ち食いそば屋ぐらいしかなかったのに、いまじゃいなげやとかその他もろもろお店が増えて、こんな感じになっています。

花小金井駅前
昔はこんなイルミネーションをやっちゃうようなおしゃれな町ではなかったんだけど...。なんだかものすごい時代の流れを感じるなあ。

最近は、

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イレギュラーな仕事で、ThinkPad X21+Access 2000の組み合わせで調査集計の仕事をしています。Macが上だ、Winが上だ、なんていうのは自分の操作スタイルと経験値の上にあるものだから、絶対に結論が出ない問題だと思うのだけれども、そうおもっていてもやっぱりWindowsベースの仕事をすると疲れる。疲れる理由はほぼ二つ。


  1. マウスの反応が違う
  2. ショートカットキーが少ない

Macでは、解像度の比率に合わせて、マウスの移動距離が異なる。用は、縦に10cmマウスを動かし、同じ距離を横に動かしてみると、マウスの移動距離が違うのね。画面の大きさに合わせて移動距離を調節しているMacのほうが、画面のサイズを分母とした場合には、とても直感的にマウスを動かせる設定になっていると思うのね。一方のWindowsはどちらの移動距離もおなじ。これが腱鞘炎の元になるんですわ。
また、ショートカットキーの違いもストレスの元。アプリケーション上では、「CTrl」+[ ]を同時に押すことでアプリケーションが終了したり、書類を保存できたり、ということは再現されるのだけれど、肝心のWindowsというOSの中では、ALFを押して、そのあとに「F」を押して、最後に「X」を押す、なんてことがざら。一つの処理を終了するのに、ここまで長い道をとると考えると、やっぱりマウスで終了された方が楽になる。これがたまた腱鞘炎の元になる。

むろん、僕は最初からMacユーザーなので、Macのアーキテクチャが自分にとって最大に慣れているものであることでは認めているけど、WindowsにはWindowsでいいところもある。これをうまく混ぜ合わせたOSって作れないモノなのかなあ、とつくづく本当に考えたりしている。

昨年のクリスマスに「ぴろ」が死んでしまってから、またハムスターを飼おうかどうか迷っていました。ほんとは猫が欲しかったんだけど、マンションが猫飼っちゃダメというし。不思議なもので、いるときはいるで何とも思わないのだけれど、やはり空になったケージを見ていると、寂しい思いになる。
というわけで、どうしようか迷いながらペットのコジマ高井戸店にハムスターを見に行ってみた。店に入ってすぐ右に小動物コーナーがあって、そこでフェレットが売っていた。忙しくケージの中を動き回っていて、僕を発見すると近づいてきてじーっと僕を見つめる。かわいい...。欲しいと思ったが値段が29,800円。買えないっす。ロボロフスキーの多頭飼いにチャレンジしてみようと思ったけど、あまり見たことのない柄のジャンガリアンハムスターがいた。キャンベルハムスターのカラーを改良をした「パイドジャンガリアン」という種類らしい。ずっと寝てる...。起きてちょっと動いているところを見たら、かわいい顔をしていたので、結局この仔を買うことにした。

しまぞうが家に来た
家に連れて帰ってきて、ケージを用意するまでの間のハムスター。箱を開け、段ボールに入れると、おそるおそる箱から出てきたと思ったら、箱の中にあったティッシュやおがくずをその場にまき散らしながら所狭しとかけずり回っている。あまりにも止まらないのでで写真が撮れない...。

しまぞうが家に来た
ようやくセットしたケージに入れたら、床材がいっぱい入っていてうれしいのか、必死に下を掘りまくっています。段ボールからケージに移すときもちょっと怖がりながらもちゃんと手に乗ったので、ぴろよりも人なつっこい性格の仔なのかもしれない。

で、肝心の名前ですが、背中のしましまが特徴的で「パイドジャンガリアン」と呼ばれているので、「しまぞう」という名前にしました。あ、男の子です。今後とも、よろしくお願いします。

Microsoft LaserMouse 6000この正月、あまりに暇だったので、実家近くのPC Depot花小金井店に行き、気になっていたマウス『Microsoft Laser Mouse 6000』の実機を見てきました。
デッドストックになってからも、気に入って使っているMicrosoft Intellimouse Explorer 3.0(以下IME3.0)の代替にどうかなあ、なんて思っていたのだけれど、実機をさわってみてちょっとがっくり。この製品、どうもIntellimouse Explorerの派生的な製品というよりもむしろ、Microsoft Intellimouse Optical(以下、IMO)のレーザーバージョンといった感じ。マウスの高さはちょうどいいくらいなのだけれど、IME3.0は右側に集まっているサイドボタンが左右に分かれている。しかも、ボタンが大きかったIMOと比べ、かなりサイズが小さいので、左側に付いているボタンは右手の親指で押せるのだけれど、右側に付いているボタンを使おうと思うと、右手の薬指を変な角度で曲げて押さなきゃいけない感じ。これではたぶん腱鞘炎は治らないなあ...。スクロールホイールもIME4.0以降が採用した、「ヌメ」っとした感じで、あんまりクリック感がない。うう...。

ググってみたら、4Gamers.netというサイトに、Laser Mouse 6000のレビューが載っていたので読んでみた。どうもこのレビューによると、あんまり評判が芳しくないらしい。

■残念ながら現状では読み取りに問題あり
さて,遺憾ながら少々残念な点から説明する。現時点で,MSLM6000と,パッケージに付属するドライバ「IntelliPoint 5.4」の組み合わせでは,「マウスを右から左へ素早く動かしたときのマウスカーソル移動距離が,マウスをゆっくり動かしたときと比べて,極端に短い」という問題がある。

このサイト自体はオンラインゲーマー向けのサイトなので、ゲームでのマウスの動きを中心にテストしているみたい。まあ、僕はダンジョンシージ以外はMacでゲームってやっていないし、上記の問題はWindows環境だけでの問題なのかもしれないので、なんともいえないけども。また、サイドボタンの使い勝手についても、このサイトであまりよろしくないと指摘されています。

というわけで、現状では待ちということになりました。しばらくIME3.0との付き合いは続きそうです。

みなさま、あけましておめでとうございます。今年もぐだぐだとくだらないことを書き連ねていこうと思いますので、飽きずによろしくお願いします。

さて、正月は実家に来てダラダラとしております。ぼーっとネットをみているだけの正月なんですが、正月からトラブルに見舞われました。どうも、ケーブルのどこかが断線しているようで、接触不良を起こしているようなんですわ。考えてみれば、古い家なのでモジュラージャックが1階にしかなく、2階のMac部屋まで20m以上のモジュラーケーブルをずるずると配線しているし、その肝心の配線もISDN時代に引いたかなり古いもの。そりゃ断線もするわな。

旧屋内配線図ケーブルの引き回し過ぎかYahoo!BB 8M回線も1Mbps程度のスピードしか出ていなかったので、実家の屋内配線を変えようと決意しまして、正月からいろいろと動き回りました。

まず、左図が昔の屋内配線図です。1階にあるモジュラージャックを経由して20mの電話線をずるずると2階まで引っ張り、モデムとルーターをつなぎ、そこにMac miniをつないだ上で、自宅で引退したAirMac (Dual Ethernetモデル)をブリッジモードで接続し、家の中で無線を使えるようにしてありました。接触不良を起こしている部分は、スプリッタから階段を引きずっているモジュラーケーブルの部分にあるらしく、また、ケーブルが古く傷ついてもいるので、速度をあげるためにもここを改善すべきなのではないか、と。ので、考えたのが、右図のような配線図です。
Planex GW-MF54Gを使った新配線図一番の問題になったのは、Mac miniをどう無線化するか、ということでした(Mac miniはBTOモデルではないので、AirMac Extremeカードがついていない)。無線化するには、


  1. USB無線LANアダプタを使う
  2. 無線LANルーターをもう一つ購入し、ブリッジモードで接続する
  3. Ethernet無線コンバーターを使う

の二通りを考えつつ、機器を探しに近所のPC Depot花小金井店に行ってきました。

価格としてはUSB無線LANアダプタが一番安かったのだけれど、Macに正式に対応を歌っているものが発見できませんでした。ので、ブリッジモードやコンバーターとして使える無線LANルーターを探してみたところ、PlanexのGW-MF54Gというモデルが一番プライスパフォーマンスがいい。この製品は、キャッチコピーが「持ち運べる無線LAN」であることからして、たぶんAirMac Expressに触発された製品だと思うのだけれど、無線LANルーターモードやアクスポイントモード(=ブリッジモード)、そしてEthernetコンバーターモードをスイッチ一つで切り替え可能という、非常に便利なもの。802.11bと802.11gに対応しているので、汎用性もばっちりです。結局これを購入してきました。

Planex GW-MF54G最初は、それまで使っていたBuffalo製ルーターをはずし、GW-MF54Gをルーターモードで使って2階のAirMacとブリッジモードで接続するか、AirMacを1階に設置して、GW-MF54Gをコンバーターモードにしてつなげようと考えたんだけど、何をやってもYahoo! BBモデムが自動的にインターネットに接続してくれない。また、GW-MF54Gはそのサイズがわざわいしているのか、非常に電波が弱かった。なので結局、安全のためにもルーターを入れて、上のような構成にしてみました。
 GW-MF54Gの設定自体は非常に簡単でした。スイッチを設定モードに変え、有線LANで接続して、つなぎたい無線ネットワークのSSIDやWEPパスワードを入力するだけ。プロファイルをいくつも保存できるようになっているので、どこに持って行っても無線を使えるような設計になっていました。AirMac Expressもこうしたモードを持っているのだけれど、専用ユーティリティを使わないと設定できないし、切り替えが面倒くさかったりするので、こうした気配りはさすがネットワーク機器の専門会社といったところかな。スピードはちょっと落ちるような気がするけど、これはMac miniのメモリがアップアップだからかも。専用のキャリーポーチもついてるのもなかなか好印象です。

というわけで、なんとか実家のネット環境が整い、こうしてblogを更新できるようになりました。が、一つ問題が。ブロードバンドスピードテストにて速度を測ってみると、1Mbps程度だった回線が700kbps程度に落ちている。う〜ん、変えたケーブルもツイストタイプのノイズに強いケーブルに変えたし、総延長も短くしたのに何でだろう...、と思ったんだけど、単に正月でネット接続数が多いだけかも。

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